リトルバスターズ!のアニメ化の正しい方向性・やり方とは?

 Twitterなどでもたびたび話題に上がるんですが、リトバスをもしアニメ化するとして、どういう方向性になればより多くの人を納得させられるんでしょうか? そのことについて書きたいと思います。
 

 要は京アニに任せる形でのアニメ化と言うことで、今までのKey作品同様の手法でのアニメ化です。まあもう企画が進んでいるとしたらこの形でしょうし、今年中のアニメ化もあるかもしれません。
 しかしながら、Kanonでも批判が多かった構成が、CLANNADでは相当批判されることになってしまいました。今の京アニには優れた企画者がいないとも言われています。そして、構成面ではCLANNADも確かに難しかったのですが、更に難解ではないかと思うリトルバスターズ!では、安易な構成でアニメ化してしまえば、それこそ大きな批判を招きかねません。
 というのも、CLANNADKanonのアニメ化で感じたことは、京アニは割とストレートにかつあまりオリジナリティを入れない手法だと言うことでした。で、そのままリトバスをアニメ化してしまえば、例えば各ヒロインのルートをなぞる程度しか通らず、またルートごとに終わってるようでつづいているような、そしてなし崩し的にRefrainに行って予定調和的にハッピーエンド、と言う恐ろしい流れしか思いつきません。CLANNAD AFTER STORYでは、最後の部分が「都合の良すぎる終わり方」だとかなり揶揄されてしまい、原作ファンとして弁明に近い考察を書いたりしたのですが、リトバスでも同じ手法だと、さすがにアニメだけの人には「Key作品が原作のアニメって……」と思われかねません。なのでもう少し、平行世界だったり、とあるエピソードで終わってまた次のエピソードでは始まっている、と言うことを明示するような作りにしなければ理解されないと思うのですがねえ……。それが京アニに出来るかどうか。気になるところです。東映ですか? まあ……ないでしょうw

  • 麻枝さんが脚本する

 AB!でアニメ脚本家だったり演出家としてデビューする麻枝さんですが、ならば自分の子どもであるリトバスのアニメ化でももっと深く関わることは出来ないんだろうか?って思ったんです。もちろんAB!が終わらないと取り掛かれないでしょうし、それだと来年以降の話になってしまいますが、原作者がアニメ化をするのであれば、特に原作ファンからの文句はほとんどでないでしょう。
 それに、麻枝さんは割と自身の作品のアニメ化に対して、苦言と言うか納得してないようなことを言っているので、ならば、アニメが制約が強いものだと理解した今、それを踏まえての理想の形が提案出来るのでは無いのかと思うのです。尺の問題も話数の問題もあるでしょうし、逆にアニメでないと出来ない表現・演出も取り込めるでしょうから、従来のKey作品には無い面白さが付与される可能性だってあると思うのです。
 もちろん、いくら麻枝さんがやったとは言え、リトバスという原作の楽しみ方はCLANNAD以上に多様化されているので、100人が見て100人が納得するような形でのアニメ化にはならない可能性が高いです。ですが、信者としては見てみたいですし、麻枝さんがゲーム原作のアニメ化と言う一つのスキルを身につけるキッカケにもなるでしょうし、今後アニメの世界とかで生きていくのであれば悪いことでは無いと思うんですけども。どうでしょうか?

 もう、原作無視ですね(汗。
 笹桐ゆうや氏が電撃G'sで連載しているリトバス4コマをベースにアニメ化すると言う手法です。これだと、最近流行りの4コマ・1ページマンガのアニメ化ですから、例えば京アニなんかでもノウハウがかなりありますし、構成も苦労しないと思うのです。
 それに何より、支持率がかなり高いんですよね。僕の周辺だけかもしれませんが、笹桐ゆうやリトバスのことを悪く言う人はほとんどいませんし、女装理樹だったり恭こまカップリングだったりというのは、この笹桐ゆうやリトバスが推奨しているからこそ、同人などでも加速している感があります。ドルジも彼が生みの親ですし、リトバスEXあたりにはかなりフィードバックされてもいますから、準原作とも言えますよね。
 それに何より、「明の部分しかないリトバス」でもあると思うんです。リトバスは泣けるエピソードも、厳しいエピソードもあってのリトバスだとは思いますが、この笹桐版の明るい部分だけ、リトバス本編で言う野球の試合くらいまでの共通部分だけでほぼ構成されているリトバスってのも、それだけでもアニメとしては面白いものになると思うんですよね。
 もちろん、ベストな方法とは思えませんし、納得できない部分も結構あります。ただ、名場面をダイジェスト的にすべてなぞるようなものになるくらいなら、この4コマ版のリトバスで実現してくれたほうがわかりやすい面白さが伝わるんじゃないかなあ?と思うのです。もちろん、笹桐版で成功すれば、二期でシリアスなリトバスを描く方向に持っていく展開を希望しますがw

 ……まあ選択肢の一つとして(汗。
 劇場版CLANNADを見ていると、むしろリトバスのほうが雰囲気的には合う気がしますけどね。熱い青春ドラマ的な流れにはしやすいでしょうし、長々と一本道で色んなルートをやるよりは、端折るとことは端折る手法のほうがテーマを描きやすいのかもしれませんし。ただ、これまでのKey作品の東映版は作画がイマイチでしたからねえ……。期待はあまりしてませんが、やって欲しい気持ちはありますw


 とまあこんな感じですかね。個人的には、この4パターンのどれでもリトバスのアニメを見たいと言うのが本音です(ぇ。それは無理でしょうから、劇場版と、あとはどうなるか……。出来れば、「麻枝さん脚本」か「笹桐版」で実現して欲しいと思ってます。
 しかしながら、いつになったら話が出てくるんでしょうかねえ……。AB!が終わらないと出てこない可能性が高いですかね……。
 

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