なぜ人は、麻枝准に惹かれるのか……人間「麻枝准」の魅力とは?

 麻枝さんの地上波デビューのニュースは衝撃的でしたが、ここのところ、急速に麻枝さん自身が表に出る頻度が高くなってる気がしています。ビジュアルスタイルの創刊号から、KSLライブのビデオ出演、そして10周年イベントでのギター弾き語りミニライブ……。これまで、公の場になかなか姿を表さなかった麻枝さんがこれだけ露出を増やしているのは、一度晒してしまえばあまり抵抗感がなくなったのか、あるいはユーザーたちの反応に好印象を持ったのかなど理由はよくわかりませんが、麻枝信者としては嬉しい限りではあります。
 そんな麻枝さんですが、やはりカリスマだと思うのです。僕らは「神」と思ってるような人間ですが、そこまで思わなくとも、好感を持ってる人や、ライターの中でも特別な存在だと感じている人は少なくないと思ってます。それは、ただシナリオや企画が泣けるからとか、良いから、と言うだけでは無いように感じています。そこで、シナリオ以外の部分での麻枝准というクリエイターの、あるいは人間としての魅力を考えて行きたいと思います。
 

  • イケメンであること

 初めて麻枝さんの写真を見たときの印象とか感想は「何このイケメンwwww」でした。これにはあまり異論が無いかと思いますが、最新のAB!開発日記やAB!の最新PVでは、そのイケメンぶりに拍車がかかってましたよね。回を重ねて、世に出るごとに洗練されて垢抜けていったんじゃないかと思うわけです。
 しかし、ゲームクリエイターであの容姿は無いわwww と思いませんか? これでただのオタっぽい印象であればどうなっていたでしょう? ……まあ本人の容姿うんぬんでこれまでの作品が色あせたり、麻枝准というクリエイターの価値やカリスマ性が下がるわけではありませんが、より高まったのは明らかでしょう。あのイケメンが数々の作品を生み出した……そう考えるとまた違った感情が生まれるってものです。
 10thイベントでは、弾き語りミニライブを開催したり、ライブの2日目には舞台で挨拶するなどしてましたが、やはりイケメンでしたからね。特にギターは……。あの容姿で、さぞかし繊細な歌声なのかと思いきや、ものすごいパワフルで感情を揺さぶられるような歌声でしたからね。あのライブを見た人聴いた人なら、より麻枝さんのイケメンっぷりが進行したんじゃないかと思います。

  • 引きオタかつ実生活破綻者wであること

 これは逆に親近感を持ちますよね。数々のゲームに手を出し、音楽廃人になり、趣味充していたりと、普段の生活はただのオタクですw それにキッズ舌を自認していて、コンビニ弁当や皿うどん、チェーン店系のランチなど、庶民も手が出るような、濃いめの味付けのものとかを常食している日常とかに親近感が湧く人も多いのではないでしょうか? 料理はほとんど(全く?)出来ないようなので、その辺もダメな人っぷりを加速させています。
 この辺は「麻枝さんって神かと思ってたけど抜けてるんだなあ」とか「うわ、同じもの食べてたよw」とか「あのイケメンでこの食生活は勿体無いわw」とかって言う感じで、それまで割とベールに包まれていた麻枝准という人間を、食べ物や実生活を知ることで身近に感じるようになったのではないかと思います。

  • 笑いのセンスが神懸り過ぎ

 これがカリスマたる所以かもしれません。AB!開発日記は、Angel Beats!と謳っておきながら、ネタが無いときには全くAB! と関係のない自らの日常ネタで描かれますからね。しかもそれが、エントリ全体としては全くまとまりのないものなのに面白いと来るわけです。ただ食い物の話だったり藤井きゅんの話だったり、新幹線車中の話だったりでもです。
 そしてその真骨頂が発揮されたのが……殺伐ラジオです。おそらくネットラジオ最長の4時間と言うとんでもないボリュームでありながら、まあ飽きない面白さではなかったでしょうか? 特に第2回は神回だったようなw ええ、あの中川君の回です。まさか、麻枝さんの過去の日記やインタビュー記事ではたびたび登場していた中川君ですが、実際の対談が公の場で実現するとは。しかも3時間超のWebラジオという…。麻枝さんは序盤ひたすら山崎飲んでましたしw やりたい放題だったわけですが、麻枝さんのルーツや、伝説のバンド「キメラ」の裏話や音源、そして麻枝さんと中川君の友情やメールのやり取りなど、そのどれもが麻枝信者にとっては面白く、そして笑える内容だったわけです。もちろんこの辺の面白さは、今まで麻枝さんのインタビューや日記などに触れてきた信者だから楽しめた、という見方ももちろん出来ますが、CLANNAD智代アフターリトバスを作ったカリスマクリエイターとその親友とのエピソードというだけで、そんなことを知らない人でも全然楽しめたと思うのです。
 もちろん、CLANNAD春原陽平という、お笑いに置いてはカリスマすぎるキャラを作り、また泣きだけじゃなく、日常の笑いの面でゲームでも唯一無二の存在に築きあげた、ライターとしてのお笑いセンスも抜群なわけですが、それらはゲームの外でも同じだと言うことでしょう。10thイベントのミニライブでは、ややお笑いの部分は控えめでしたが、それでも1日目には、クドわふたーでメイン作曲家デビューする清水さんのダメなエピソードを披露したそうですし、2日目もLiaさん登場で素のズッコケを披露したり、曲間に入るトークも面白かったし……。何だろう? 個人的には、すごい泣けるシナリオを書けるとか世界観を作れるとかっていう部分で尊敬するというよりは、むしろこのお笑いセンスや人を楽しませるようなトーク・文章センスが尊敬の対象かもしれません。そのくらいこの人は面白いと思います。

  • 実は「麻枝=恭介」より、「麻枝=風子」的なキャラ?

 そして、日記やラジオでの自由奔放な言動を見ていると、麻枝さんのキャラがリトバスの棗恭介的なところ(見た目のイケメンなところや、すごいヤツだけど肝心な部分が抜けているところとか)だというイメージを持ってる人は多いんじゃないかと思います。
 ただ、どうも殺伐ラジオの自由すぎる麻枝さんを見ていると、恭介というよりはもっと、CLANNAD伊吹風子みたいなキャラなんじゃ……? という気がしてきました(汗。というのも、殺伐ラジオの3回目のLiaさんがゲストの回がひどかった。もうすぐ臨月と言う妊婦さんを前に、山崎はガンガン飲むわ、Liaさんがしゃべっている間にも唐揚げはどんどん食うわで、本当に話聴いてるの?とか、酒の飲めないLiaさんの前でもっと自重しろよだーまえwww というツッコミを本当に入れたくなりましたしw そしていきなりあさっての方向で話を持っていくのとかを見ていると、どうも風子的な自由さが見え隠れしているように思うのですが……。
 こういうのを見ていると、そもそも歴代のKeyの主人公であったり登場キャラが、自分の中から生み出されているんじゃないのかな?とも思うわけです。病弱設定な観鈴や渚なんかは、麻枝さん自身がIBSでずっと苦しんでる(最近はあまりそういう鬱な記述を見ませんが……)ことも少しは反映されているのかな?と思ったり、例えば朋也とか往人なんかだと、就職する際に挫折を味わった(作曲家としては相手にされなかった?)ことなんかが反映されているような気がします。ONEやCLANNADの風子の忘れられる描写も、自分と言う存在が消えることを恐れていることとかと関係があるのかもしれません。
 朋也や風子、智代アフターの河南子、鈴などのワケ分からん言動のキャラは、まさに麻枝さんの発想力があさっての方向だと言うことを示しているでしょう。あれを生み出せるのは、素の麻枝さんがああいう発想のボケができるからだと考えています。としか考えられませんw
 そういう観点から見れば、Key作品の麻枝キャラは、麻枝さんから派生したキャラという見方も出来るでしょう。麻枝さんとバーチャル恋愛ゲームをやっているのかもしれませんw(言い過ぎ)

 そういえば、地上波にだーまえデビューの記事にはたくさんの反応がありました。それだけ衝撃的なニュースだったと言うことでは無いでしょうか? 改めて麻枝准という人・クリエイターの影響力の大きさを感じました。
 またTwitterで、Angel Beats!の公式アカウントが作成されたのですが、そこで、メインは鳥羽Pだったりがツイートしているんですが、その中にこんなツイートがありました。

いつものようにコンビニ弁当なう うらやましいなう おつかれさまなう(麻枝

http://twitter.com/AngelBeats_SSS/status/9679745436
 麻枝さん(たぶん)初のツイートキター!!! しかもコンビニ弁当とはwww ちなみに「うらやましい……」の件は恐らく、折戸さん(折戸伸治氏)といたるさん(樋上いたる氏)、魁さんが焼肉に行ってたこと(ツイッターmixiで紹介されてた)を受けてのものだと思います。この辺にも麻枝さんの人柄をうかがい知ることができますよねw これは何度か、AB!アカウントを使って麻枝さんのコメントがTwitterで見られるかもしれませんねーw
 そんなことを書いていたら、2度目がありましたw

おつかれさまなう。昨日食べたのはファミマの中華弁当。ちょっと前、ファミマにおれの大好きなみそカツ弁当が現れ、しばらくはみそカツ三昧だ!と喜んだのに、その日以降一度も見ない。あれはなんだったんだぱすと…。今晩はハワイアンバーガーなう(麻枝

http://twitter.com/AngelBeats_SSS/status/9727921965
 やはりファミマ弁当なのかだーまえ……ww このツイートを見ても人柄がわかるってものですw しかし面白いなあ……w
 
 いやはや、この人を追うだけでこれだけ楽しめる。こんなクリエイターはなかなかいないような気がします。それは生み出される作品内容だけではなく、人柄や日記・ラジオなどで発信されるすべてのものが楽しめるからなんだと思います。カリスマですね、本当にw 追いかけ続けて行きたいと思ってます。



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