AB! 岩沢復活の可能性は？！〜Angel Beats!第三話考察
第三話を見ました。岩沢ｪ……と言う内容でしたね（汗。
まあ、岩沢が消えてしまったわけですが、その件については、以前のエントリで展開予想をした通りとなりました。
http://d.hatena.ne.jp/rikio0505/20100407/1270640917
解決さえしてしまえば、AB!の世界から退出するんじゃないかとも思います。あくまで一時的に留まっているだけとも取れますので、晴れて成仏するんじゃないかと…。ただ、麻枝さんが「今度は人を殺して感動を得るようなことはしない」と言っているので、この世界からの退出＝死を意味するなら間違いと言うことになりますが…。ただ、もう死んでいる世界なので、そこは躊躇いなくやってしまうような気がしますｗ<<<
↑ここまでそのまんまでしたね。
ここまではまあ、誰でも予想出来ることだとは思いますし、それを踏まえた世界観の考察なども出来るかと思います。ただ、他所でも結構されていることですし、自分の中でまとめきれていないものもたくさんあるので割愛して、ならばこの後、消えた岩沢が復活する可能性があるのかどうか？ という点についてを書いた方が面白いかな？ と思ったので書いてみようと思います。消えてしまった岩沢ですが、消えた理由は見ての通り、自身の思いを遂げたことで間違いは無さそうです。天使がそれにどれだけ関与したか、天使の思惑はどれだけ作用して、あるいは作用しなかったのかなどはわかりませんが、少なくともこの世界から消える理由の一つが、生前の世界で心残りだった想いが満たされることであり、天使に従ったことだけでは無いようです。
では、このまま消えてしまったままなんでしょうか？ というのも、Girls Dead Monster（ガルデモ）の曲は他にも色々とありますし、岩沢が歌った3曲は第1弾のCDで全て収録されているようですし、あと2枚出ることから考えても、この後に出るCDには岩沢が歌った曲が入らないのか？ とか思ってしまいます。
ガルデモのボーカリストは複数いるとのことなので、後のCDは岩沢役の方では無いと思いますが、せっかくの高い歌唱力ですし、もう歌わないことは無いと思うんですよね。その意味からもこの先の出演が無くなるとは思えませんが、作品を優先する麻枝さんの構成からすれば、あり得ない話では無いとも思ってます。では、岩沢が再登場する可能性は、作品の世界観や麻枝准のこれまでのシナリオのパターンからあり得るんでしょうか？ あり得るともあり得ないともこれまでの作品からは言えるので何とも言えません。再登場が無かったと言えば、CLANNADの渚でしょうし、ある意味ではAIRの往人あたりでしょう。その世界から消え、物語に干渉することはありませんでした。
しかしながら、再登場したケースも数多く有ります。例えばONEなんかは主人公が一旦消えてから再登場してますし、リトルバスターズ！でも虚構世界から退出したはずの小毬が鈴の前に再登場してたり、虚構世界から現実世界に戻ったときに全員戻ってきたりしてますから、退出して再登場という流れもよく描いているんですよね。
そして、なら岩沢はどのようにしたら再登場させられるのか？ とか、あるいは再登場するためのフラグみたいなものがあるのかどうかとか、そういう観点で色々と考えてみることにしました。
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岩沢は、AB!における戦線メンバーの中でもとりわけ重要な役目についてました。3話までを見ていると、どうもボーカルも岩沢がすべてやっていたようで、代わりはいなかったように見えます。そして作曲も……。どうやら岩沢が、ガルデモの楽曲を作っていたようですし、それを歌っていたのも彼女でした。しかしながらもう彼女の歌声やギターは失われてしまいました。
しかしながら、彼女のギターは残されました。しかも思い入れが一杯に詰まったものが。何でこの世界に持ってこれたのか？（思い入れの深いもの、あるいは思い残しの念が詰まったアイテムは持ち込めるのかもしれませんが）という疑問はあるものの、逆にそういう彼女の形見的なアイテムが残っているとなると、そのアイテムに想いが残る可能性があるな、と思ってしまいました。
この「想いが残る」というケースはこれまでの麻枝作品にもあったんですよね。CLANNADの風子なんかはまさにそうですよね。風子は再登場もしちゃってますし。幻想世界の少女も、その想いを朋也たちが戻った世界に残しています。
そして話は戻って、岩沢が残したものです。もちろん形のあるものとしてはギターですよね。想いのこもったものですし重要アイテムとして今後も登場する可能性はありそうです。が、他にもありますよね。それは、岩沢が書いた歌の数々。これらは戦線メンバーが記憶していればいつでも思い出せて形（演奏出来るという意味で）に出来ると言うことなんじゃないかと。もしそうだとしたら、例えボーカルが変わったとしても岩沢を皆が覚えていられる、岩沢の残したものを引き継いでいけるのではないだろうかと。
そういえば2話で、武器工場の話で「記憶さえあれば作れる」というのがありましたよね。さすがに戦線メンバーを覚えているから作れる……なんてことはあり得ないとは思いますが、楽曲であれば記憶さえ続いていればあり得るでしょうね。
だからと言って、それが岩沢の復活に繋がるかどうかはわかりません。ですが、「ONE〜輝く季節へ」で使われた「覚えていなければ、復活どころかいなかったことにされてしまう」という設定を逆説的に考えると、「覚えていれば復活出来る」「覚えていれば生きていたことが証明される」と言うことにもなります。CLANNADの風子もそうですよね。あれは忘れられてしまうほうですが、皆がその想いを共有していたからこそ、それが記憶みたいな形で実現したわけなので。
しかも、皆忘れたわけじゃなくちゃんと岩沢のことは覚え続けているわけですし、ギターという形見が残っていることからそう簡単に、これからも忘れることはないでしょう。
ここからは推測ですが、もし今後の展開で、岩沢が戦線メンバーから本当に必要とされる場面が出てきたとしたら……皆の想いや願いの強さ次第で復活することもあるんじゃないかと妄想したんですが、どうでしょうか？ これは、CLANNADの風子シナリオ（ゲーム版。アニメ版ではわかりづらいかも）の結末がまさにそんな感じだからではあるんですが。ゲーム原作の風子シナリオのあれは、麻枝さん的には蛇足のような感じだったみたいですが、皆が強く願えば復活の願いも叶うという可能性は前例があるということです。そのようなシチュエーションに今後なっていけば、終盤に復活というシナリオもあるのかもしれません。
ただし、今後他のキャラが次々と退出していく可能性が高いのが気がかりです。要は消えるのは当然岩沢1人だけじゃないですよね。なので、それら皆が終盤に復活するのか？ ということにも繋がっていくわけですが……そうなると、岩沢1人だけが復活……というのはどうかなあとも思うわけです。
しかしながら、岩沢は「Angel Beats!」のBeats（音楽）の部分の中心的キャラクターですので、戦線メンバーの中でも重要な位置づけにいることは確かだと思います。思いを遂げてしまったのですから、なかなか再登場は難しいとは思いますが、再登場の可能性は他のキャラクター（まだ誰も退出してませんが）よりも高いんじゃないかと思っています。Crow SongやMy Songあたりが終盤にいきなり流れて……という展開に期待ですね。
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しかし岩沢さん、ここで退出は本当に惜しいですね……。惜しいと言うより、世間では「ポカーン」な反応も多かったようですけど（当然か）。
もうSSで描かれているのかもしれませんが、ぜひガルデモの音無が来る前のエピソードを単体でアニメ化とかして欲しいですね。もしくは、現実世界でも成功していく彼女とか。掘り下げられるエピソードはいくつもあるはずなので……。
