2012年 テレビアニメOP十選

 さて、今年も残すところわずかとなりましたので、アニメ関連の十選をそろそろ選んでいきたいと思います。まずは、昨年は記事にしようとしていたのに記事にならなかったアニメのOP十選をいきたいと思います。
 今年のアニメOPを振り返ると……さほど豊作だったとは言えないような気がしてきます。というのも、リストアップの段階で10曲しか出て来なかったんですよね。全部のアニメを観ているわけじゃないので断言はできませんが、2011年のアニソンは本当に多彩で充実していたと思います。
 まあそんな中ですが、個人的に好きな2012年のアニメ主題歌を発表していきたいと思いますのでお付き合いください。

■冬

Happy Girl

Happy Girl

 今年のベストOPはこれじゃないかと思ってます。正直素晴らしいですよね。キタエリのアニメOPはまよチキ!Be Starters!とかC3の紋とかも良かったのですけど、この曲は1回目に聴いた時から素晴らしかったですね。パパ聞きは内容的に微妙だったのですけど、それでもこのOPが素晴らしいってことは全く揺らがなかったのでいい曲だったのではないかと思ってます。ライブでもやはり盛り上がりましたから。キタエリは歌も上手いと思うのですが、早口になるところも滑舌の良さで映えますし、そもそも曲自体もキャッチーで良い感じですし、この路線でもキタエリは殺っていける気はしました。

 あまり流行らなかったキルミーベイベーOPです。まあ本編はあまり売れませんでしたが主題歌はまずまず売れたという結果になりました。曲そのものは、原作のカオスかつシュールな世界観を体現していたと思いますし、OPアニメも面白いので雰囲気的にも良い感じではないかと思ってます。
 「起」盤のさらにウザいやつVer.のアレンジが非常に素晴らしいので、もし後からお求めならぜひこのバージョンをおすすめします。折部やすなのウザさ全開で素晴らしかったですね。

TRY UNITE!/Hello!

TRY UNITE!/Hello!

 聖地アニメの失敗例みたいに言われている輪廻のラグランジェのOPです。個人的には後ろにある宇宙規模の世界観とご当地ものという組み合わせのミスマッチ感があったかな、と思っています。
 それはそうとこの曲は素晴らしいですよね。中島愛さんはアーティストとしてどんなものかをよく知らなかった自分にとって、この曲調は目新しかったのとボーカルも透明感があって良かったです。まあ何と言っても「まるっ」という石原夏織さんの合いの手が入ってるのが良いですよねw もちろんそれに合わせたアニメの演出も素晴らしかったです。

 化物語を観てない自分にとって偽物語は面白いと思ったことがほとんどありませんが、この曲は素晴らしかったですね。斎藤千和さんの歌は聴いたこと無かったんですが、ひたぎさんのやや病んでる感じながらも優しく包み込んでくれるような雰囲気の歌い方やメロディーがすごく好きでDLで買ってしまいました。フルも素晴らしいですね。
 OPアニメも、いかにもシャフトって感じの演出で良かったですね。もちろん映像としてもすごく映えますし、曲とのマッチングも素晴らしいと思います。こういうレベルのOPアニメを3つも作るんですからさすがですね。

■春

 今年もしかすると一番面白かったといえるのかもしれないヨルムンガンドですが、間違いなくこの曲が面白さに火をつけてくれたと言えると思います。何よりかっこいいですよね。イントロ……からの曲の入りからのドラムがドンパチの多い本編へのワクワク感を増幅させてくれると思います。
 川田まみジェネオンアニメの看板アーティストだと思いますが、禁書も良かったですしこちらも良いですよね。期待を裏切らない出来で素晴らしかったと思います。

絵空事

絵空事

 以前に記事にしましたが、nano.RIPEの曲だけを考えると人類は衰退しましたの「リアルワールド」のほうが良かったとは思ってます。が、演出的を含めると演出が素晴らしく曲の聴こえ方も高めてくれたと思います。nano.RIPE花咲くいろはでも主題歌を歌ってましたが、ようやく今年になってアニソンアーティストとして認められてきたのかな、とも感じました。

■夏

 個人的にはやや微妙だったゆるゆり2期ですが、主題歌に関しては1期超えしたんじゃないかと思ってます。
 よりアニソンライブで盛り上がれるアップテンポで掛け合い的な歌い方が面白いですよね。1期を踏まえて出来た土台の上に作ったという意味では、より難易度を上げた曲に挑戦させていた「けいおん」の1期→2期のようなイメージもあります。とにかく賑やかで楽しいですね。ほぼソロで歌っているパートがないというのもすごく良い感じです。あまりごらく部のゆとり的な面が無いのですが、ライブでは間違いなく楽しいししんどいと思います。

■秋

 おっぱい強調形のジャケット! 三方の端がおっぱいってのは素敵なジャケットですね。今回上げた曲の中ではゆるゆりキルミーベイベーと同じくキャラソン名義の主題歌なんですが、ゆるゆりにキルミーはもの凄くキャラソン的な感じなのと対照的に、さくら荘のOPはあまりキャラソンというかキャラボイスに近い感じではなく声優さんたちによる合唱曲的な感じがしました。そういう意味ではTARI TARIのキャラソンに近いのかもしれませんね。音楽がテーマのアニメではありませんが、キャラソンとして最適化した感じではなく、一緒に歌って曲としての完成度を高めた感じがしました。でも、サビの変なエフェクトは要らなかったですけどね。

DreamRiser

DreamRiser

 10.5話も決まり最終回は来年3月放送と決まるなどお騒がせな感じにもなっちゃったガルパンですが、内容はもちろん面白いですよね。
 初動は2000枚にも届かず曲調もかなり地味な感じにも聴こえていましたが、聴いていくうちに爽やかで青春してるなあ……という感じに聴こえてきますよね。ともすれば本編は鉄と砲弾とって感じになって重々しいので、このくらい軽快な曲が合うとも言えると思います。

 最後にヨルムン2期を。またヨルムンかよ!!って感じですがまあいい曲をプロデュースしてるんですから仕方ないですよね。
 さすがに1期の川田まみの「Borderland」から比べると格好良さみたいなものがかなり足りない感じなんですが、1期がどちらかと言えばココ部隊の凄まじさとか萌えとかとは程遠い作品内容だったりとかでそういう面を曲からも出したかったんだろうと考えると、2期ではよりココというキャラクターに焦点を当てるような作りになっている2期内容に即したものになっているような気がします。曲調から女性的な面が出ていてこれはこれで良かったと思います。

                                                            • -

 こんな感じになりました。僕が観ていたアニメがたまたまだったのかもしれませんし、曲そのものの良さではなく作品そのものの面白さに引っ張られた結果になったんじゃないかと思います。アニソン界にはあまり無かったようなところから持ってきたような曲があまり無かったりと、OPに関しては目新しさのない1年だったんじゃないかな……という感じでした。
 来年は選ぶのに苦労するくらいの感じになってほしいと思ってます。
 あ、最後に、「テレビ」アニメという括りを設けないのであれば……、

ルミナス(期間生産限定アニメ盤)

ルミナス(期間生産限定アニメ盤)

 劇場版魔法少女まどか☆マギカOPのルミナスで決まりなんですけどね。圧倒的でした。

【関連】
テレビアニメED十選(このブログ)
ぎけん(@giken03)さんによる【2012】 テレビアニメOP10選
ヒグチ(@yokoline)さんによる「2012テレビアニメOP/ED3選(10選リンク付き)」
http://togetter.com/li/419926