2014年アニメ映画の感想や個人的な評価とか

 2014年に観に行ったアニメ映画は9本でした。1ヶ月に1本くらいは観ておいていいのかなと思うわけですが、以前のことを思えば頻繁に足を運ぶようになったと思ってます。ただ、オリジナルのアニメ映画はたった2本ですし、他にもOVAだけの予定だったものを劇場公開したってのを観たのが2本あったので、映画館での公開を最初から考えていたアニメでとなると7本とかなり寂しい感じになってしまいます。でもまあ映画館で観る前提で作られていたようでもありますし、同列に並べても良いのかなとも思いますので同じような基準で書いていきたいと思います。
 評価ですが、あくまでも個人的な満足度で、

S:大満足で円盤買うレベル
A:観て良かったと心から思えるレベル
B:面白かった、値段分は満足できたレベル
C:個人的にはさほど満足出来なかったレベル
D:お金損したレベル

 でお願いします。

  • 魔女っこ姉妹のヨヨとネネ(評価:A)

 昨年公開の映画でしたがコミケ遠征中に観に行けなかったので年明けに観に行きました。
 結果的には面白かったなあ……と思いました。諸星すみれさんと加隈亜衣さんというフレッシュながら仕事が増えてきている2人が姉妹というキャストもそうですが、ufotableによる意欲的な魔女っ子アニメというコンセプトもしっかりしていて、そういうアニメとして十分楽しめました。
 個人的には女子小中学生くらいに観て欲しいほっこりも出来るアニメだったと思っていたのですが、ちょうどそういう年齢層のお客さんもいててしかも反応が良かったので何か嬉しかったです。
 見どころとしては、加隈亜衣さん演じるネネさんが谷間もあってエロいのにシスコンかつ子どもなところですね。演技力には定評があるわけですが、やはりこの時から既に1人のキャラでかなり演じ分けていましたし、なかなか侮れないなと思ったわけです。諸星すみれさんはやはり安定した子どもキャラでした。

 ファンの方は怒らないでください……。ぶっちゃけ、最近観た映画の中でもワーストな感じでした。内容的には後日談的なところだったんですが、そもそもTVシリーズで目標を達成したところから更に目指すものという感じがしなかったですし、テレビにはいなかった知らない後輩ポジションのキャラが出てくるわ、後半はやたらそっちのキャラを推してくるわで観たいものを見せてくれなかった感が凄かったです。
 同時に、あまりアイマスというコンテンツを好きにはなれてなかったのかな、とも感じさせてくれました。昨年シュタゲ映画観に行った時と近い感じだったかもしれません。

 逆にそこまで好きじゃないのかなとも思いつつ観に行ったタイバニ映画でしたが、こちらはすごく楽しめました。内容としては後日談と新キャラ登場で新たな事件発生ってところだったのですが、この新キャラがでしゃばるのかと思いきや上手く既存キャラを立てる感じのタイプで非常に好感が持て、かつ内容的にもエンタメとして上手く成立している感じが良かったです。個人的にはカリーナ=ブルーローズちゃんが寿美菜子さんがより進化したこともあってか一層可愛くなっていたのにキュンキュンしてしまいました。。

 非常に評価が迷うところでした。別に面白くなかったわけでもないですし、出来も悪くなかったのですが、これが観たかったわけではなかったってのが一番大きかったのかもしれません。というか、モーパイで一番面白かったのは女子高生艦長が指揮する弁天丸クルーの掛け合いだと思っているので、そこがあまり描かれず、どちらかと言えばヨット部がメインになっちゃってたあたりが微妙でした。

 今年No.1の満足度でした。と言うのも、「たまこまーけっと」にはデラや南の島の住人って要らなかったよなあ……と思っていただけに、同時上映という形で追い出してしまったところからしてGJってなってました。
 詳しい感想は過去記事を参考にしていただくとして、この映画のBD/DVDがTVシリーズからすれば破格の売れ行きを見せたあたり、この方向性が間違ってなかったんだろうなあと思わせてくれてたと思います。TVシリーズの要素からすると相当絞り込んだ内容だったとは思うのですが、こういうやり方を取れるTVシリーズ→映画って展開が出来るのは、やはりTVシリーズでそれなりに失敗したと自覚があったからなんだろうなあと考えています。

■関連記事『テレビアニメ本編の要素を再構成されて変身した、映画「たまこラブストーリー」
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 評価が案外辛いなあ……と思われるかもしれませんが、個人的にはこのくらいの評価ですね。BDは買いましたけど。
 ガルパンはBDについてたOVAの内容からしても、自分が好きなのはあくまでも吉田玲子脚本で動くキャラたちで、ミリオタ界隈にウケそうな歴女チームを動かすのが大好きな鈴木貴昭さんな脚本ではないという印象が強いです。……という好みの問題でした。
 とは言えボリューム感ありましたし、アンツィオ高校時点での大洗女子チームの完成度と、7話で戦いのシーンが飛ばされて大洗女子が圧勝した光景だけがラストに描かれてましたがそこにピッタリとつながるような戦いぶりで見応えも持って描かれていて、すごく良く出来ていたなあ……となりました。位置づけとしては映画の「けいおん!」みたいな感じだったのではないかと思います。

 一応単体のプリキュアはだいたい観に行っていて、今回のプリキュアはあまり惹かれるものがなく遠慮しておこうかとも思いながら観に行きましたが、やはり思ってた結果となりました。子ども向け映画ですしそんな長いはずも無かったのにめちゃくちゃ長く感じました。
 ただ観に来ていた子どもさんはよく反応していて、前回のドキドキプリキュアの映画みたいに、流血シーンでガチ泣きされたりとかすることもなく、笑い声も出ていましたしその意味では全然良かったと思います。おっさんウケなんて要らないんですよ。

ハピネスチャージプリキュア!  ボーカルベスト

ハピネスチャージプリキュア! ボーカルベスト

 大評判の楽園追放でしたが、個人的はまあまあと言った感じでした。確かにアンジェラさんのケツとおっぱいは見応えありましたが、それを魅せるのであればもう少し煽って欲しかったです。ただ周りの反応を観る限りあれでも過剰だったような感じもありましたし、僕の反応は一般的ではなかったようです……。
 観に行く動機で一番だったのは釘宮理恵さんの演技だったわけですが、ここについては堪能させていただきました。本当にありがとうございましたという感じです。もちろん、三木眞一郎さんも神谷浩史さんもすごく良かったと思います。
 3DCGに関しては日本で現状やれる最高のものが出たと思ってますが、たまーに2D作画に頼ってたところがあってそこは残念だったと思ってます。あと、コスチュームチェンジがあればなお良かったなあという贅沢も言っておきます。

楽園追放 Expelled from Paradise 齋藤将嗣デザインワークス

楽園追放 Expelled from Paradise 齋藤将嗣デザインワークス

 最後にゆるゆりOVAとして発売するはずだったのものを何故か劇場で公開してしまうことになったやつですが、最高でしたね。終始ニヤニヤしっぱなしで、これ自分みたいなオッサンが観てても良いのかなあ……と若干犯罪者的な感じで観させてもらいました。
 とにかくタイトル通りの「ゆる〜い百合」ばかりをやってくれれて本当にありがとうございましたって感じです。本編では海だったので今回は山だったのかなという感じでしたし、山ならではの美味しいシーンも結構あったのでなかなか良い作りだったと思います。個人的には、買い出しに行かされた京子と櫻子と、その番を任せられたちなつの3人のところですね。ちなつちゃん頑張れ!ってなってましたw キャラの関係性とか、こういう時にこの子はどう動く、みたいなのがちゃんと掘り下げられていて良かったと思ってます。
 特筆すべきは「ひまパイ」ですかね……(最低)。

■関連記事『アニメ監督を料理人として例えてみる「味の濃い監督」と「薄味の監督」〜結城友奈は勇者であるとゆるゆり映画を観て

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 とまあこんな感じでした。あくまでも個人的な感想なので石を投げないでくださいって感じなのですが、TVアニメから映画になったような作品、はどう作るかってところがすごく繊細に判断されていそうだなあ……とか思いました。オリジナルのアニメ映画は逆に、食指が動くものとそうでないものとに分かれてしまって来たかなあという感じでした。
 もう少し観ないといけないんだろうなあと思うわけなので、来年も映画館に足を運びたいと思っています。