危険部位混入で、米国産牛肉輸入停止!!

 とんでも無い(予想通り?)事件です。輸入再開されて1ヶ月やそこらで、米国産牛肉から、BSE危険部位に当たる脊髄が混入していたことが発覚して、即刻輸入がストップしたようです。
 …全く、アメリカには失望させられましたね。まあ、そんな国なんでしょうけど、日本国民がそんないい加減な国から、肉を買いつづけると思っているんでしょうか? あまりにずさんでどうしようもないとしか言いようがありません。もとより、輸入再開後の米国産牛肉は売れ行きがかなり悪いらしいのですが、さらに消費者は敬遠しますよね。
 米国側だけではなく、輸入再開に踏み切った日本政府の対応も、時期尚早だったと言え、批判されるでしょう。まあただ、成田空港で未然にストップできたので、水際でのチェック体制は整っているとも言えますが。
 しかし、輸入再開からすぐにこの調子では、危険部位混入だけではなく、「生後20ヶ月以内」と言う牛の年齢すら疑わしいことになります。また、危険部位を取り除いた状態で輸入されると言うことは、BSEに感染したかどうかのチェックも、日本側では確かめる術がありません。そういったことにも疑いの目をもってしまいますよね…。

 もちろん、例え危険部位が混入していようが、日本人はその部分を食する習慣もありませんし、処理の際に肉に付着して摂取してしまう可能性もあるにはありますが、微量であればそれほど問題は無いでしょう。それに、そもそもBSE感染牛自体、確率的にはかなり少ないのです。日本人がBSEに感染する確率はごくごく少ないものです。
 …が、アメリカ側がいきなりルールを破ったと言う、不誠実さは許しがたいものがあります。今後も輸入再開が検討されるとは思いますが、もう日本人は米国産牛肉は食べないでしょうね。
 ただ、外食産業や加工食品に対しては、消費者が産地を見る機会があまりありません。今のところ、業界や企業のモラルに委ねられているわけです。企業の良識に期待するしかありませんが…。

 その一方で疑問も。BSEに対する日本人の意識の強さと、鳥インフルエンザに対する意識の弱さがおかしいな、と思うんですよね。鳥インフルエンザは、中国やベトナム、タイで人間への感染が確認された後、現在はトルコやイラクで牙をむき始めているらしいです。こちらは、発症したら高い確率で早い時期に死亡してしまいます。BSEも発症したらほぼ助かりませんけど、危険性で言えばあまり変わらないのです。なのに日本人は、鶏肉を敬遠しようとは思わないんですよね…。この辺がよくわからないのですが…。

 まあ1つ言えるのは、
吉野家の牛丼、グッド・バイ」
ってことかな、と(^-^;
 まあ、リニュ後の豚丼京都競馬場の牛丼を食ってる限り、もう吉野家の牛丼にはあまり未練はありません。松屋牛めしでこれからは過ごそうかと思いましたw