2014-01-01から1年間の記事一覧

C87(冬コミ)SHIROBAKO評論本告知

遅れに遅れましたが、当サークル「ふく彦」の冬コミ新刊が出来上がりましたので告知させていただきます。■SHIROBAKO最速評論本 ※実際には表紙モノクロです SHIROBAKOの最速であろう評論本を出します。 ・アニメーションって命を吹き込むってことだろう? ど…

まるで宝塚?! 水樹奈々座長公演の舞台として観る「クロスアンジュ」

今期はSHIROBAKOに続いて面白いと思ってるのが「クロスアンジュ」です。ロボットアニメだしキングレコード&スターチャイルド色満載で絶対好きにならないだろうなって放送前には思っていたのですが、非常に突き抜けた描き方をしているのと、案外キャラクター…

2014年アニメ映画の感想や個人的な評価とか

2014年に観に行ったアニメ映画は9本でした。1ヶ月に1本くらいは観ておいていいのかなと思うわけですが、以前のことを思えば頻繁に足を運ぶようになったと思ってます。ただ、オリジナルのアニメ映画はたった2本ですし、他にもOVAだけの予定だったもの…

SHIROBAKOのミムジーとロジーの人形劇は本当に不要なのか?

先日複数のフォロワーさんが「あの人形劇って要らないよね。意味ないよね」と言っているのを観ていました。確かに、主人公である宮森あおいのモノローグの替わりに入れているようにも見えますし、特にここで何か新しい何かが提示されるわけでもないのでその…

SHIROBAKOの宮森あおいから観る、水島努監督作品の主人公視点と描き方の特徴

SHIROBAKOに関連してフォロワーさんがこんなツイートをしていたのがふと気になりました。SHIROBAKOの木下監督の才能というのが今ひとつ見えてこないからなあ。スロースターターなのはわかるけど— しめすへん@みそかつ県 (@shimesuhen) 2014, 12月 9 SHIROBA…

アニメ監督を料理人として例えてみる「味の濃い監督」と「薄味の監督」〜結城友奈は勇者であるとゆるゆり映画を観て

先日、OVAだけだったはずが映画館で上映することになった「ゆるゆり なちゅやちゅみ」を観てきたわけですが、大満足の出来でニヤニヤしっぱなしでした。ゆるゆりは原作1巻の初版を買ったくらいには原作ファンで、アニメが始まった時はすごく面白く出来てい…

タローとゴスロリ様から観る、みじかい監督(長井龍雪さん)とSHIROBAKOとの関連性、水島努監督の意図とは?

SHIROBAKO8話を観ていたら、新人制作進行のタローが「みじかい監督とかと仕事してみてえっす!!」ってことをスタジオカナンに移籍する先輩制作進行の落合に言う場面がありました。スタジオカナンが具体的にはどこを指すのかはわからないのですが、大手でロ…

SHIROBAKOのメインキャラクターであるアニメーション同好会メンバーの、現時点での見込みと将来性は?

SHIROBAKOで観てて気になるのがメインの5人の現時点での立ち位置だったりします。業界人としてどのくらい歯車になれているのか、あるいはインタビューをされるようなカリスマクリエイターのようなポジションに上がれるのかどうかです。今回は適当にですが、5…

SHIROBAKO 7話で見えた、新人アニメーター安原絵麻ちゃんとおっぱい作監瀬川さんの意外な共通点とは?

SHIROBAKO7話観ました。何か安原絵麻ちゃんの記事を書いたらちょうどスポットが当たる回で、かつ彼女が壁にぶち当たる回で間が悪かったかなあとちょっと思ってます。が、彼女が早くに動画から原画に上がってたことや、デスクの本田さんも早いと言っていたり…

年収安すぎ? SHIROBAKOの新人アニメーター安原絵麻ちゃんの現段階でのスキル(能力)と将来性とは?

先日、TwitterでSHIROBAKOキャラのポジションごとの年収一覧画像みたいなのが出まわってましたね。ちょっと真実味が怪しいところがあったので紹介はしませんが、その中でも恐らくは正しいと思われたのが「新人アニメーターが一番年収が安い」というところで…

SHIROBAKO6話から推察される、おっぱい作監瀬川さんと遠藤さんの深い関係性とは?

SHIROBAKO6話観ました。遠藤さんが1話にして萌えキャラ化していたのにビックリしたり、3Dの下柳さんと意気投合していたりとなかなか面白かったのですが、個人的には遠藤さんとおっぱい作監こと瀬川さんの関係性が気になるシーンがありました。 6話の、あおい…

SHIROBAKO 5話のオムライスに観る、みゃーもりことあおいと絵麻の友達以上の深い関係性

SHIROBAKOは、以前に書いた「4話で絵麻が半額弁当を翌日の昼ごはんとして買いに行った」記事で指摘したことが、5話で登場したあの質素なアパートという答えで出てくるなど不要な描写やセリフが殆ど無く、何処を掘り下げても何かの示唆になっているのではない…

SHIROBAKO 5話の作画監督降板騒動、遠藤作画監督は本当に悪いのか考えてみた

SHIROBAKOの5話はなかなかストレスの溜まる話だったなあと思いながら観ていたわけですが、見返すとやはり面白くてよく出来ているなあと感心していました。 さて今回は、Twitterのフォロワーさんらが色々な観方をしていたのが興味深かったわけですが、中でも…

SHIROBAKO4話で半額弁当を買いに行った安原絵麻さんに見る新人アニメーターの懐事情

これが読まれる頃には5話が公開されているSHIROBAKOですが、4話で少し気になったところがあったので振り返っておきます。 飲み会終了後に最寄り駅に着いたあおいに、新人アニメーターである安原絵麻が「スーパーに寄ってく」と言って別れたところです。 理由…

常守朱の貧乳をより魅力的に演出したPSYCHO-PASS(サイコパス)2OP

サイコパス2も4話まで観ました。常守朱こと朱ちゃんは逞しくもなりましたがあまり変わっていないような気もしてよかったなあと思ってます。まあちょっとOPは怖いですけど。 さてそんなサイコパス2のOPが実に素晴らしい出来だったので紹介したいと思います…

SHIROBAKO3話での追加作業の断り方に観る先輩制作進行2人の考え方と興津さんマジ天使!

まだ4話観てませんが、SHIROBAKO3話観てたらもう一つ気になるところがあったので紹介しておきます。 サーバーがダウンしてみゃーもりこと宮森あおいが担当する4話がピンチになって、そこから先輩制作進行の矢野エリカから9話のカッティングに行こうとし…

SHIROBAKO3話の打ち合わせの場面に観る、ゴスロリ様と作監補の関係性とゴスロリ様のワークスタイル

SHIROBAKO3話のこの場面のやり取りを観ていてふと気になることがありました。 監督と演出のスタッフが総作監補の井口さんと総作監のゴスロリ様こと小笠原さんと泣き顔シーンのところの作画修正(新規で描く)の打ち合わせの場面です。そこで急遽原画をやるこ…

SHIROBAKOの中に散見される、同じお仕事アニメ「サーバント×サービス」的な要素

SHIROBAKO2話まで観ましたが面白いですね。それと、このアニメでやりたいことは決して「リアル」なアニメ制作の話ばかりをやりたいわけではなく、ある程度大変さも描きつつも少しずつ作り上げていく楽しさみたいなものをやりたいんだろうなあというのも見え…

SHIROBAKO1話に出てきた自主制作アニメーションが宗教色が濃かった件と京アニとの関連性について

水島努監督好きなこともありますが、「SHIROBAKO」面白いですね。まだ1話しか観られてないのですが、ありとあらゆるところにネタが仕込んであって興味が尽きない作りになっていると思います。 さてそんな中、1度目に観たとこから気になっていたのが、主人公…

「Free! ES」や「けいおん!!」「たまこラブストーリー」から考える、京アニ山田尚子さんの同性愛描写とその意図

Free! ES(2期)の12話観ててちょっと笑いそうになりました。オーストラリアへの旅行の時にホテルのフロントのお姉さんに完全にゲイカップルとして扱われていたからです。そして観終わってクレジットを観ると、「絵コンテ 山田尚子」とありふと考えさせられ…

躍進する「動画工房」はポスト「京アニ」となれるのか?

月刊少女野崎くん観てますけど面白いですよね。千代ちゃんだけ目が大きくてでかいリボンも付けていて他のキャラと比較しても違和感ある存在として描かれているのですが、CVも他のキャラが実績ある声優さんで固められている中でひとり新人の小澤亜李さんを起…

夏コミお疲れ様でした&今後の予定

夏コミお疲れ様でした&スペースにお越しいただいた方どうもありがとうございました。新刊が完売したのが13時前という早さでちょっと読みが甘すぎたかなあと反省してます。原稿の一部は後日公開したいとは思ってます。 なお「水島努監督本完全版」は冬も確約…

夏コミ参加告知(ゲスト参加も)

ギリギリになってしまいましたが、夏コミ参加告知します。 ■新刊「水島努監督作品レビュー本(準備号)」100円 新刊はまた準備号で申し訳ないのですが、水島努監督作品のレビューみたいなものを掲載したコピー本になります。以前に出した本は監督に焦点を…

まどか☆マギカよりも遥かにエグい設定に見えるアニメ「selector infected WIXOSS」

selector infected WIXOSSことselector観てますが非常に面白いですね。最初はカードゲームアニメということで、何だかヴァンガードのちょっと暗い版みたいな感じでも観ていたんですが、話が進むにつれてTCGのルールやらバトルの詳細な内容についてはあまりア…

テレビアニメ本編の要素を再構成されて変身した、映画「たまこラブストーリー」

たまラブことたまこラブストーリーですが、色んな切り口で色々と考えることが出来て非常に良い出来だと思います。内容そのものもですし、京アニや山田監督、脚本の吉田玲子さんらの思惑や仕事ぶり、指し示す方向性など、全てが興味の対象になっています。 さ…

たまこラブストーリーに見る「変わらずにはいられない」山田尚子監督のテーマ性

たまこラブストーリーを観てきましたが、あまり期待してなかったようなところもあったのですが(失礼!)観終わった後にめちゃくちゃ満足感がありました。個人的に感じていたたまこまーけっとという作品の欠点や弱点みたいなところをキッチリとカットされて…

まどマギ[新編]叛逆の物語〜ラストの暁美ほむらは何を意図しているのか?

魔法少女まどか☆マギカ新編を引き続き観ています。立ち止まって観たり巻き戻したりして観るのはまた違うものがありますね。 さて今回も映画館で観ていた時から気になっていたところを挙げてみたいと思います。それは、ラストのラストのほむらのシーンが意図…

魔法少女たち5人のお弁当から読み取る〜魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語

映画館で4回ほど観て心待ちにしていた「魔法少女まどか☆マギカ新編」のBDが届きました。映画館で観るのももちろん良いのですが、一時停止したり巻き戻したりが出来ないのでBDが発売されてようやくじっくり観ることが出来ています。 さて映画で観た時から気に…

アニメBDの廉価版を出すことに対する製作側のメリットとデメリットとは?

最近「GJ部 りぴーと!でぃすく」というBDが発売されて話題になりました。1クール分のアニメをやや品質は落ちるもののBD1枚に収録し、ディスクの入れ替えなしに全話通して観れるというものでした。まったり系な内容の作品にもマッチしたのかセールス的にも非…

花咲くいろはの舞台、のと鉄道の西岸駅に行ってきました

Twitterをフォローしてくださってる方はご存知かと思いますが、先日北陸旅行をしてきまして、その中で「花咲くいろは」作中で出てきた駅のモデルとなった、のと鉄道の西岸駅に行ってきましたのでご紹介したいと思います。今更とか言わないでくださいね。 「…