企業ばかりを富ませる安倍政権

 経団連が「消費税2%アップ」に言及したのを、非常に腹立たしく感じている今日この頃です。法人税は減税減税なのに、お前らが言うことじゃないだろ!!って怒ってます。残業代を実質撤廃しようと言う「ホワイトカラーイグゼプション」と言う悪法も進んでいるみたいですし…。企業の利益ばかりを追求しようと言う自民党の政策は、もはや国民の理解など得られるはずも無いところまで来ています。企業が富めば国も富むのですが、その富を国民が享受できなければ、企業の業績拡大のみに僕らの税金が使われ、僕らが恩恵を受ける日は一生来なくなる可能性もあります。企業がいくら儲かっても、法人税を下げれば国庫への還元は少なくなりますし、そんな国家の赤字補填を消費税アップで、国民…特に低所得者に押し付けるようなことがあってはならないと思うのですが。
 低所得者ほど、毎月の「しなければならない支出」の割合は多くなります。その多い支出に、アップされる消費税が加算されるわけです。もちろん、無駄を省けば吸収できるかもしれないものかもしれません。でも、正社員が減り、非正規雇用者が増えている今、カツカツの生活をしている人は数多くいます。そんな人たちを直撃するような増税はあってはならないと思うのです。
 幸い、公明党が「ホワイトカラーイグゼプション」への慎重論を出しています。池田大作を支持する気は全くありませんが、企業寄り過ぎる自民党を抑止する存在として、公明党のこうした姿勢は評価できます。何とか止まって欲しいと思ってますが。