温暖化は人類を滅亡させる

 今日の京都は雨でした。昼過ぎくらいまではほとんど降らなかったんですが、夕方くらいから結構降りだして、結構うっとうしかったです。何せ、小雨でも影響は甚大なわけですよ。当方、メガネ着用のため、この時期の雨粒がメガネに当たると、乾いた後には漏れなく黄砂が付着するわけで…。汚れがついて仕方ありません。
 まあでも、こんなレベルのことはあまり問題じゃないんですよね。地球温暖化は、もう人類の生存を脅かすレベルにまで進行しているようです。
 オーストラリアでは、東部のほとんどの地域で干ばつが酷くなり、降水量は激減、川は干上がったり塩化が進んだり、ユーカリの木が枯れたりなどの状態だそうです。下水を飲み水に変える設備を導入しようとしているくらいに、深刻な水不足のようです。この前の世界水泳でプールに張られていた水も、街路樹の水遣りに再利用されたくらいですから。小麦や牧畜などにも相当影響が出ているようで、いずれ不毛の大地になりかねない状態がすぐそこまで迫っているようです。
 日本でも徐々に影響が出ているみたいです。九州などでは、8,9月の稲の実る時期に気温が下がらず、西日本では代表的な米の銘柄であるヒノヒカリが、非常に質の低い状態にしかならない状況が、ここ数年で当たり前になりつつあるらしいのです。このまま温暖化が進行すれば、九州での米の収穫高は、4割程度までに落ちるとの見通しもあるくらいで…。ただでさえ食料自給率の低い日本ですから、米の自給が出来なくなる=日本国民の危機にもなるわけです。
 そんな中、中国が環境問題の枠組みに参加する方向で出てきたみたいですね。中国も、内陸部の砂漠化が深刻化していますし、自然災害も相当増えています。環境汚染も深刻化していて、徐々に無視できなくなってきたものと思います。
 中国が参加すれば、孤立するのはアメリカだけです。未だに京都議定書などの枠組みへの参加を拒んでいますが、アメリカ国内だって影響は出てきています。巨大ハリケーンによる甚大な被害は最たるものですし、度重なる山火事も、乾燥した地域で高温が続いて自然発火し、焼け野原になってさらに砂漠化する…という可能性もあるわけです。もう全世界で取り組まなければならない問題になっているでしょう。
 
 僕らも、出来ることからやらないといけません。
 自動車や原付に乗らない僕としては、寝るときにちゃんとPCや電灯の電源を切る、とかそういうことから始めないといけませんね。それに、ある程度はエアコンの起動を我慢するとか。
 電気ポットのお湯を、ガスやIHクッキングヒーターで沸かしたお湯でまかなうことも、エネルギー効率という意味では環境に貢献することになります。
 移動手段だって、電車>バス>自家用車ですし、新幹線>飛行機ですし、フェリー>バス>自家用車ですし、もっと環境に優しい交通手段に対してより手厚い保護や支援をし、環境に厳しい交通手段には重い税金を課すなどのペナルティを与えるべきでしょう。もちろん、代替交通手段が無いような地域は別ですが、都市部の交通手段は選べるわけですから。
 もっと時間をかけても良いから、より環境に優しいものを選ぶ…。そんな意識付けをした社会にならないと、僕らが生きているうちに、日本は、地球は人の住みにくい星になっているかもしれないわけですからね。変えていきましょう。そして、僕も心がけます。