ドラえもん最終話、作った漫画家はよく知ってました…。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070529-00000178-jij-soci
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/entertainment/doraemon/story/070529jijiX507/

 この同人誌自体は、数年前にとらのあなメロンブックスなどに並んでいたものですが、本当に原作者が書いたかのようなそっくりの絵柄でしたし、内容自体も本物と見間違うほどのクオリティだったので、「これがドラえもんの最終話なんだ…」と誤認した人もいたんじゃないかな?と思うくらいでした。
 結局、藤子プロや小学館からの抗議で、作者が謝罪して売上金の一部も払ったそうなのですが…。二次創作をしている人間としては、ちょっと複雑な気分ではあります。このケースは、絵柄はほぼコピーでしたし、同人誌の外装も「てんとうむしコミックス」そのまんまでした。二次創作がダメ、だと言うわけではなく、あくまで本物と見間違うようなものにして、それで利益を上げていた、と言うことが問題だと思っています。つまり、Web上で無料で公開したり、コミケ等で赤字を出しながら売っている僕みたいなケースは、こうしたケースには当てはまらないと思っています。
 ただし、同人誌で利益を上げているところは、これから注意した方が良いかもしれません。それが、「コミケの売り上げで焼肉行こう!」ってくらいのものであれば問題は無いでしょう。けれど、数か月分の生活費になっているとか、年2回のコミケがボーナス代わり、みたいなところは、もし原作者が訴えれば対抗できない可能性が高いでしょうから。
 ちなみに、今回の騒動の立役者は、田嶋安恵という漫画家です。エロ漫画やゲームの原画などもやっている人ですが、僕も単行本やゲーム、同人誌を持っていたりする、割と好きな人だったりします。しかし男だったとは…(汗)。絵柄から「女性かな?」と思っていたので…。まあ最近の同人誌の内容からすれば納得なんですけどね。