ヤクルト古田敦也選手引退

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070920-00000008-spn-spo

 偉大な選手の引退です。しかし、無念だったみたいですね…。
 恩師である野村克也氏と同じ道を歩もうとしましたが、すべてが上手く行かなかった感じでの引退。見ているほうも、非常にチグハグで、やりたいこともほとんどやれずに終わった感じがしました。
 特に「古田選手」としての不完全燃焼ぶりが、最も悔いが残ったのでは?と思いました。確かにここ2年は結果を出せずにいたわけですが、選手としては区切りをつけられたわけではありませんしね。
 ヤクルトという球団は面白いところで、不思議と外国人が当たるんですよね。今季も、打率こそ低いものの意外性があるガイエルや、安定感のあるグライシンガー、引き続き高打率+キャラ立ちしているラミレスと、ハズレがありません。そして、打率上位にも3選手くらいが顔を出している。…にも関わらず上位争いが出来ていないのは、例えば投手陣の層の薄さだったりするわけで。そうしたチーム編成の弱さを、球団がバックアップできなかったところも、古田監督が辞めなければならなかった一因にはなったかと思います。
 また、選手兼任監督、と言う職業も、コーチ分業制になった現代ではそぐわなかった、と言うこともあるでしょうね…。野村監督がやっていた時代とは色々と違いますから。
 しかし、古田氏の今後は…大丈夫でしょう。そもそもしゃべりは上手いですし、卓越した野球理論を持っている人です。その辺の評論家やタレントもどきの元選手に比べても、その存在は際立つと思います。
 お疲れ様、ですね。