最も相応しいギャルゲのコンシューマ機とは?

 リトルバスターズ!は、先にコンシューマ移植だったんじゃね? と思っているりきおです。
 そういえば最近、ギャルゲのコンシューマ移植に二の足を踏んでいるような気がしないでも無いのですが、今はその「ハード選び」がもの凄く難しい時期なんじゃないかな?と思っています。
 今までは、言うまでも無くPS2でよかったですし、まだまだギャルゲをやる分にはハード性能もゲーム容量も問題ないレベルです。ただ、さすがに衰退しつつあるわけですので、今から移植、となると、半年〜1年先を見据えないといけないこともあり、選択しずらいように思います。
 そして、今一番ハードの普及が進んでいるのは…Wiiです。が、どうでしょう? ギャルゲをメインにやってる僕らみたいな人間には、何故か手が出しづらくないですか? N64とかGC、あるいはマリオやゼルダなど任天堂系のハードやゲームを定期的に買っている人たちにとっては買いやすいのですが、僕みたいに普通のゲームはほとんどやらない人間にとって、Wiiは選択肢に入らないハードです。それに、歴代任天堂ハードでもギャルゲと呼べるゲームはかなり少ないですしね。
 X360については、ハード普及台数が少なすぎて無理でしょう。アイドルマスターとかが出ていて、CLANNADも移植されることから、一定のギャルゲ人口はいるのですが、せいぜい5万くらいですからね。
 もちろんPS3が本命でしょうが、ギャルゲに果たしてブルーレイディスクが必要なのかどうか? DVD一枚じゃ入りきらないゲームなんてそうそうありませんしねえ。3Dとかのゲームなら余裕で容量オーバーするかもしれませんが、そういうゲームはコンシューマ移植されるようなゲームじゃありませんし…。
 ってことで、携帯型ゲーム機が主流になるかもしれませんね。
 DSですが、普及台数だけで言えば最強。ギャルゲーも結構発売されていて、ユーザー数の多さなどから見ても良いハードなのには間違いないでしょう。ただし、今のパソゲ系のギャルゲの流れから言えば、不都合な点が多すぎるのも事実です。それは、ハード性能が低すぎる点と、ソフトの容量の乏しすぎな点でしょう。ハード性能は、おそらく描画だけならPSPには遠く及ばない程度ですし、PS2ってよりはPSとかのレベルじゃないでしょうか? ソフトも、最大容量は1GBと、DVDの4分の1にも満たないものだったりします。これでは、パソゲーの移植ハードには到底なり得ません。
 よって、PSPが最も相応しいと言えると思います。描画性能はPS2並み。UMDディスクは最大で1.8GBとまあDVDに比べたら小さいとはいえ、2Dのパソゲーならギリギリ入らないこともない容量(CLANNADは2枚組だそうですが)。ほとんど画質や音質を落とさずに移植することが可能です。やや普及台数が少ないのがネックですが、DSの売れ方が異常なだけで、PSPも売れ行き自体は悪くありませんしね。
 ただ携帯型ゲーム機で、わざわざギャルゲを遊ぼうという人がどのくらいいるか?にもよりますね。まあ、PCだけあってTVが無かったりボロかったりする人もいるでしょうし、据え置き型ゲーム機を持たない人も増えているようですから、そうした人に対しても携帯型は有効ではありますが、テレビとかがあるのに、わざわざ小さい画面でやる必然性は感じないかもしれません。

 また、これらはあくまで「移植」という観点から書きましたが、そろそろ「移植」が主流の時代も終わらせないといけないような気がします。それと、ノベル形式(絵と音楽とテキストと声のAVG形式)ばかりという現状もどうにかしなければならないような。もっとゲーム性を高めた(重視した)ギャルゲーが増えてこないと、ただでさえかなり閉塞した状況に陥っているギャルゲ業界は、このまま縮小して消滅なんてことにもなるでしょう。ですから、DSの機能を生かした萌えゲーを出すとか、何かそういう挑戦をする大手が出てこないと打破できないような。
 話が反れましたが以上で。