Key新作「Rewrite」都乃河氏がメインで無いのは?+Na-Ga氏が原画を担当しないのは何故?

 Rewrite関係でたくさんのアクセスを頂いているので、それに乗じて気になっていることを挙げておきます。

 まず最初に思ったのが、メインライターの件です。削除された竜騎士07氏のブログには「末席に加えさせていただきます」みたいな感じで、氏はあくまでサブライターと言う形で参加するようです(ただ、例えば何キャラかいるうちの1キャラだけかどうかとか、メインシナリオはやらないけど複数シナリオを書くとか、サブでも範囲は広いと思うのでわかりません)。ただ名前の書かれている順番からして、田中ロミオ氏がメインライターであるのは間違いないところでしょう。
 もちろん、ロミオ氏は数々のギャルゲーを手がけていますし、実力としては申し分ありません。メインとしても何ら遜色の無い人だとは思います。
 が、今ではKey唯一のライターとなってしまった都乃河氏が三番手という扱いになっています。これはどういうことでしょうか? 確かに麻枝さんは、都乃河氏を一人前のライターとして育成するはずだったと思うのですが。
 なら、その理由を考えて見ましょう。
 
1.ビッグネームの中で存在感を見せさせる
 これは、VA馬場社長も麻枝さんも考えているかもしれないんですが、例えば都乃河さんが、ロミオ氏・竜騎士氏の書いたシナリオと遜色ない、あるいはその中で存在感のあるシナリオを完成させた、となれば、リトバス無印は酷評の嵐だったところから一変し、ライターとして一気に売り出せるチャンスにもなるからでは無いかと。
 そもそも、ユーザーはがきでもリトバスの個別シナリオへの評判は高いものでは無いでしょうし、次の作品でいきなり都乃河さん企画のゲームを出しても、恐らくは売り上げ的に厳しいものになるかと思います。じゃあその前に、外から名前で売れる人を連れてきて、そこでもう一度ユーザーの審判を仰ぎ、認めてもらえるチャンスを、と考えているからのような気がします。
 ま、都乃河さんにとっては、EXの佐々美シナリオといい、Rewriteといい、どちらも正念場が続くシナリオになりそうではあるんですが…。麻枝さんがスカウトした(?)実力が見せられるかどうか、ですね。
 
2.Keyブランドが方針転換した(ライターは育てない?)
 もしロミオ氏や竜騎士氏らを招聘したのが馬場社長だったらの場合ですが、もう麻枝後の展開を実行に移すのかもしれません。
 麻枝後の展開と言うのは、麻枝さんがシナリオを書かなくなった後のKeyブランドの作品方針、と言うことです。今までなら、麻枝さんが出してきた企画、描いてきた世界観がKeyのほぼすべてだったわけですが、当の麻枝さんが書かなくなるのであれば、「Key」を踏襲する新たなクリエイターが必要なわけですが…。正直、都乃河さんがそこまで成長するのを待ってられないのか、あるいはその器に無いと判断したのか…。いずれにせよ、それを内部育成ではなく、外部から持って来ようとしたのかな? と思うわけです。ライター買いでもセールス的に上がりそうですし、Keyブランドということでの購買力もまだまだ落ちないでしょうからね。
 まあVAというメーカー自体、ブランドや人の育成がそれほど上手いところでは無いと思うので、その流れからすれば仕方ないかな?とも思いますけどね。

3.ビッグネームの中で成長させる
 これは、この二氏を招聘したのが麻枝さんだったら、と言う仮定での話ですが、ビックネーム二氏の中で仕事をさせて、いい所とか凄いところを吸収して来いっ、と言っているのかなあ、と。親心ですね。
 
 まあどれもありそうですね(汗。
 ついでに言えば、Na-Gaさんが原画から降りてまた裏方に戻り、樋上いたる氏が単独で原画担当になっていますが、これもどういうことでしょうか? Na-Gaさん自体、リトバスの原画での評判は決して悪くないと思いますが。以下に挙げてみました。
 
1.企画原案がいたる氏だから
 どこまでが原案なのかがわかりませんが、大元の企画を出したのがいたる氏だからとか、いたる氏の呼びかけに反応した人たちが参加しているから、とかよくわかりませんが、ともかく発案がいたる氏だから、原画もいたる氏しかいないだろう?! と言うことなのかなあ、とか。

2.Keyっぽさを残すため
 こっちのほうがありそうですけどね。
 つまり、ライターや企画から麻枝さんが降りて、シナリオでは今までのKeyカラーをそのまま体現できる人はいなくなりました。ロミオ氏がどこまで今までの鍵作品を知っていて、またはそのカラーを生かすのか、あるいは自身のカラーを出して勝負するのかはわかりません。が、いたる絵さえあれば、それは見た目的にはKey作品であり続けると思うんですよ。本心ではありませんけど(汗。
 これを、Na-Gaさんがやるとどうなるでしょうか? リトバスから鍵作品に入った人たちにはまあわかりますが、それ以前から鍵っ子である人たちにとっては、シナリオは全然違うわ絵も違うわで、出したブランドが「Key」であっても、もはやKey作品とは呼べないし思えないのでは無いのかな?と。
 なら、古くは「MOON.」からそうであったいたる絵を前面に出すことによって、KeyはKeyであり続ける、と言うメッセージ的なものを発信したかったんではないかな?と思っています。

 まあどうかは憶測なのでわかりませんが、色々と想像しながら情報を待ってみたいと思っています。