ギャルゲーマー同士での世代間ギャップを感じたことありますか?

 さすがにこの歳になってくると、新しいものを吸収する意欲が衰えてくるのを感じてしまいます(汗。
 同じ鍵っ子同士でチャットとかをしていて感じるのが、「やっぱり世代の差って感じるなあ」というものです。そりゃあそうなんですけどね。僕が大学生や高校生とかと喋っていて、何の違和感も無いほうがおかしいのであって。そして、最近流行っているギャルゲの話をされても、ブランド名を知ってるだけでも珍しいことも少なくなく、タイトルを聴いても「??」ってなることが多いです。ましてや、そんなゲームの主題歌を歌っている歌手の名前を出されても全くわかりませんし、エロゲ声優さんの名前も、鍵キャラ以外は全くわかりませんしね(ちなみに言えば、リトバスの声優さんにしても、すずきけいこさん(涼森ちさとさん)とか、田中涼子さん(一色ヒカルさん)くらいしか知らなかったですからねえ。凄い有名らしいのに…。というくらいに、時代から取り残されているわけです。
 僕が個人的に取り残されているだけかとも思うのですが、また逆に、僕らが当たり前と思って知っているゲームが、新しい世代には当たり前じゃない場合もあったりして。
 例えば、僕らの世代が「鍵」ジャンルの話をすると、確実に「ONE〜輝く季節へ」が含まれるわけです。ONEはご存知のように、Keyブランド以前に麻枝さんやいたる氏らの手で作られたゲームなわけですが、もうONEをやっていないという人も少なくなくなってきました。僕ら世代だと、当然鍵っ子ならONEもやっていて当たり前だろう?とか思ってしまうわけですが、ここ2,3年で鍵っ子になった人たちなら、最近のゲームから遡らなければならないわけで。しかもブランド名すら違うし、アニメ化などのメディア展開も今さら無い。新しい鍵っ子たちがONEに触れようと思えば、かなりの障壁があるようにも思います。
 もちろん、そんな新世代の人たちに、僕ら古い世代の人間がONEの魅力を伝えたり、布教すればいいだけの話ではありますが、ただどうでしょう? 布教するにしても、最近の鍵のゲームと比較して面白いとか萌えるとか、あるいは何か特徴的なことがあるとか、そういうわかりやすい魅力が本当にあるのかどうか? 僕ら古い人間は、昔の記憶がどうしても美化されてしまいますからね。まあ新しい世代の人も、初めてハマったギャルゲの記憶はかなり美化されていると思いますし、そういうのがONEくらいから鍵っ子やってる人間では顕著だと言うことと見てくれたらわかりやすいかと思います。何せ、あの関節その他色々がおかしな七瀬など、当時のいたる絵をクリアした人間ですからw
(参照⇒http://sv.force-x.com/~tactics/qtactics/image/cha11.jpg
 それに、当時とは比べ物にならないほど、ギャルゲでも泣きゲーや萌えゲーは氾濫していて、僕が全く知らないようなところにも優れたゲームは、ONEを現役でやってた当時よりもたくさんあるはずなので、それらを知ってる世代に、それらにも無い面白さや魅力があるって断言して勧められるわけじゃないですからね…。
 ですから、 古いギャルゲーマーは、古い経験とかゲームの知識をひけらかすのを自制すべきかもしれません。古い記憶は確実に美化されますし、今の若い世代って、もっと色んないいものも知ってると思うんで、昔のものを勧めるにしても、現在流行っているものをちゃんと知りつつもやらないと…とか思います。
 まあただ、鍵っ子なら古い鍵のゲームの魅力も、後付でもわかってくれるのかなあ?とか思いますけどね。鍵にしかないシナリオの魅力とか泣き所とかってのがありますし、それはONEから変わりませんし、「家族」をキーワードにしてるのであれば「MOON.」から引き続いてますからね。
 まあできれば、新しい世代の人たちには古い時代の良いゲームをやって欲しいと思うんですけど、逆に僕らも新しいゲームをやらないと言えないことでしょうから。相互の理解が進まなければ、このギャップは埋められないのでしょうね。