VA馬場社長と会話できた!〜Twitterで感じた新たな可能性?!

 割と活気づいているKey系界隈ですが、その中でも先日は大きなイベントがありました。業界の大物と一人の勇者による、奇跡の一夜と言っても良いのかもしれません。
 詳しくはkdyさんがまとめたページを御覧下さい。長いですがw
http://teal.sakura.ne.jp/time_of_bliss/2010/02/keylog005.html

 まあ要は、ビジュアルアーツ馬場社長の「良ければ来てね」というツイートを真に受けて、木曜の午後10時半という時間から、一人の鍵っ子が会いに行ったという話なわけですが。で、実際に会えて話したと言う顛末でした。
 Twitterのまとめを読んでいただければわかりますが、僕も友人の協力や棚ぼたもあって、馬場社長と電話で話させてもらったんですが、そんなことが実際に起きてしまうということを書いてみたいと思ったわけです。

 VA馬場社長と言えば、VIPや日本橋でのイベントなどにも出向いていたり、Key10周年イベントやKeyらじトークライブでも受付付近にいたりなど、その姿を見る機会は割と頻繁にあるのですが、まさか個人的にファンと出会うイベントが開催されるなんてことは思わないわけで。
 それが、無茶な時間+凄く高級なバーという高いハードルを設けたこともありますが、Twitter上で社長が自ら誘い、それに乗ったファンとの交流を図ったというイベントは、Twitter上の鍵っ子たちや馬場社長のフォロワーさんたちには衝撃的な一夜だったわけです。
 ちなみに僕が、馬場社長と電話させていただいて話させてもらったり聴かせてもらった話は……、

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  • 馬場社長はTwitterに手応えを感じてるんですか? 

 一番聞いてみたかった話題です。やはり社長は、ファンとの交流や自らのツイートに対するリプライなどの面白さに気づいておられているようでした。自らのツイートに対してリプライなどの反応が薄いと軽くヘコんだりとか、フォローを返せていないこと、ファンからのリプライにたくさん応えたいけど出来ていない事など、割と普通にTwitterにハマっているような雰囲気でしたw 個人的には、思わず返してしまいたいようなリプライに対してだけ反応すれば良いと思います!とか言っておきました(何。

  • 僕を知ってますか?

 ストレートに聞きましたが、「もちろん知ってますよ!」と強く言われました(滝汗。そしてウチの記事に関しても、まあ「何言ってるんだこいつ」「わかってないなあ」とかそう思うような記事もあるものの、少し「良い所見てるな」って思うような記事もあったそうです。と言うか、僕の名前やブログを知ってること自体が凄いことなんですが。

  • 鍵っ子に対する思いなど

 これが一番興味深かったですね。何より馬場社長が鍵っ子に対してやはり特別な思いを抱いていることがわかったんですから。
 鍵っ子はイイ意味で盲目的な信者ではない場合が多い、という見方でした。鍵っ子って外から見れば盲目的な信者が多いように見られがちですが、馬場社長から見ればそうでは無いようですね。僕みたいに平気でネガな記事を書く信者もいるわけですし、智代アフターのPC版が発売された当初は、あの麻枝准が全面的に描いた作品にも関わらず、麻枝信者からも批判の嵐が来たりなどしたわけですから(その後見直されたんですが)、なかなかファン層としてはありがたいと思われているようです。
 ちなみに他のメーカーのファンを比較に出しておられたんですが、そのメーカーの名前はさすがにオフレコだと思うので書けません……。

  • Key作品に対する作り手の姿勢

 これも興味深かったです。要は同じものを作らないと言うか、作品を出すたびに常に新しいものに挑戦していると言うか、立ち止まらないという話でした。
 これはわかりますよね? KanonAIRCLANNADである程度の泣きゲー路線としては進化し続けて一定の完成を見たわけですが、そこから智代アフターでスピンオフ、planetarianではキネティックノベルを試し、そして泣き要素以上に日常の楽しさを存分に取り入れたリトルバスターズ!を出したわけで。ここまでの流れで、前作と同じ傾向でもパワーアップしてたり、傾向を変えたり新たなものにチャレンジしているのがわかると思います。
 Rewriteに関しては、麻枝准がいないってのもありますが、外部から大物を二人呼んできて制作すると言う新たな試みをしているわけです。まあ吉と出るか凶と出るかはわかりませんが、化学反応に期待したいと言うのは馬場社長も期待しているところのようです。

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 以上のような内容でした。
 まあ内容はともかくとして、1ファンであるはずの自分みたいな人間が、業界の超大物と一対一でお話できるようなことがあるんでしょうか? って以前なら言いたくなるくらいに衝撃的な一夜でした。
 何でこんなことになったのかと言えば、もちろん馬場社長のサービス精神とバイタリティがあってこそなんですが、もちろんその中に、「Twitter」が大きな役割を果たしていることは言うまでも無いでしょう。
 以前はKeyスタッフさんには、まず接触することなどがむずかしかったように思います。いたるさんとかはコミケに来ていたりしたこともあったんですが、直接話すようなことはあり得ないと思います。それが、馬場社長のオフィス・アワー(http://twitter.g.hatena.ne.jp/cloverleaf24/20100120/1263919220)が開催されたり、樋上いたるさんが必死でリプライを返す夜があったり(http://togetter.com/li/4717)と、以前なら考えられないような、スタッフさんとファンとの交流が開催されているわけです。VAが開催している販促+ファンとメーカーの交流イベント「VIP」でも、社長に会いに行った人とその友人たち(全員よく知ってる人たちですがw)が、馬場社長や藤井きゅんと話をしたり、魁先生と会ったりというイベント?もあったそうですし。
 ま、馬場社長の気さくさや、馬場社長自身がファンとの交流の仕方の模索している、など色々とありそうですが、何よりそのキッカケがTwitterにあったと言うことが何よりこれまでとの「違い」でしょう。つまりはこの情報やチャンスは、最低限Twitterに参加していなければ知り得ないし、参加できる可能性すら無かったことでもあるわけです。
 これは、間違いなく「リアルタイム」なコミュニケーションツールであるTwitterの特性を生かしたものだったと思います。でないと有り得ませんからね。これだけでもTwitterが特別な空間を与えてくれるモノだと言うことが理解出来ると思います。もちろん、これは稀有な例ですし公式の人たちがこんな機会を作るなんてことが他所であるのかなんてわかりませんが、そういうことが出来る、という事例にはなりましたし、可能性と言う観点からは、これからもあり得ると思います。
 もちろん、馬場社長の事例はかなり特殊です。馬場社長側も午後10時以降に呼びかけ、おいそれとは行けない高級バーを指定するなど、鍵っ子たちが殺到しないような障壁は設けました。まあこれで誰も来ないようではネタにならなかったわけですが……。しかしながら、声優さんとか有名芸能人でこういうことをやれば、例え時間的かつ場所的な障壁を設けても大混乱になるでしょうし、良いことばかりでは無いとは思います。が、今回のこの事例に関してだけ言えば、大成功だったように思います。
 まあTwitterをやってたら、こんなハプニング的なイベントにライブで立ち会える可能性があるわけです。こんな楽しみ方もあるんだ、と言うことを知っていただければ、と思います。


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http://twitter.com/rikio0505