ビール類値上げ
ビール類が、リベート廃止のために値上げされたことについて書きます。
ビールがどのくらい値上がりしたのかは確認していませんが、
発泡酒・第三のビール(サッポロ・ドラフトワン、サントリー・スーパーブルー)は軒並み値上がりしました。
この値上げは、ビールメーカー側が、小売店側に、販売数量に応じて「販売奨励金(リベート)」という形で資金補助をしていて、それを原資に小売店や卸業者が無理な値下げ競争をしていて、それを廃止したことで、値下げ競争を抑制しようと言うものらしいのです。
要は、値下げ競争が過熱しすぎて、大幅に販売数を増やせない酒販店(町の酒屋さん)や卸業者が多数廃業したため、正常に利益が出るような仕組みに改めたいらしいのです。
しかし、今日付けの読売新聞一面に、衝撃的な記事が掲載されていました。
それは、
「卸売り価格の実質値下げ」
です。
これはどういうことかと言うと、
リベート廃止の分浮いた金を、小売店側ではなく、卸業者に回したということらしいのです。
正確には正しくない表現なのですが、実質はそういうことらしいです。
要は、卸業者が卸価格を今までどおり据え置いて小売店に売るとなると、リベートが無い分小売店側は僕ら消費者に対し、値上げせざるを得なくなるわけですが、卸業者はメーカー側からの値下げ分をそのまま利益にできるというわけです。
おかしくないですか?
何で、メーカー側は最大の「顧客」である消費者に負担を強いてまで、卸業者を一方的に助けなければならないのですか?
背信行為と取られても仕方ないことです。
イオンやイトーヨーカドーなどの流通大手は、こうした方式を知っているんでしょうか、値上げに反発していて、実際に値上げはしていないそうです。
その中でも「特に状況が激変したわけでもないのに、値上げと言うのは消費者の理解を得られない」という意見はもっともです。
味が向上していたり、悪くても税制が変わったのだったら仕方ないと思います。
でも、卸業者を一方的に助けるための値上げは、全く納得できません。
だって、消費税が2%上がったとしても、第三のビールなら40円程度の値上げなのですから。5%としても、120円くらいです。
近くの酒のディスカウントショップに行くと、
・発泡酒1ケース…2890円→2990円(+100円)
・第三のビール1ケース…2480円→2680円(+200円)
・マグナムドライ1ケース…2780円→2880円(+100円)
といった感じです。
特に、第三のビールの値上げ幅の大きさが気になります。
というか、味から考えても、それなら発泡酒を買うよっ!って感じです。
一応サントリーの「スーパーブルー」は、この値上げにあわせてかどうかはわかりませんが、
「麦芽2倍」と内容は変わったらしいのですが、発泡酒との価格差を考えると、あまり購買意欲は上がりません。
せっかく政府の酒税法改悪(発泡酒や第三のビールに対しての税率アップ)が回避されたと言うのに、これでは自分たちで自分たちの首を締めているようなものだと思うのですけどねえ。
ちなみに僕は、第三のビール(特にサッポロ・ドラフトワン)を愛飲してきましたが、今後値段が下がらないようだと、発泡酒に切り替えようかと思います。
それか、割と近くのディスカウントショップで「1本80円」で売っているチューハイでしのごうかと思ってますw
あと、近くに出来た「リカマン(リカーマウンテン)」!!
発泡酒や第三のビールの値上げはわかるが、チューハイも含めて値上げしすぎ!!
チューハイなんて、1本80円台のものが数種類あったのに、今やほとんどが98円以上!! そんな店では買わないっちゅーねん!!
死活問題なので、熱く書きました…。