家族(犬)の大手術

 今日も色々と書くネタはあるんですが、やはり家庭での出来事にしようかと。

 実は、ウチの愛犬が手術しました。
 家族=愛犬のことですw

 犬の名前はタロー。なのにメス15歳。人間で言うと80歳くらいになるそうです。
 そのタローさんが、子宮の摘出手術をしたのです。

 結果から言うと、手術は成功し、懸念されていた全身麻酔からの意識の回復(体力が弱ってると、全身麻酔が上手く解けずに意識が戻らないこともあるらしいです)もしたみたいで、とりあえず一安心しています。ただ、結局診察に行ったのは午後7時ごろ、そして手術開始が午後11時、終了したのが午前1時という長さ…。僕は手術時にしか立ち会わなかったのですが、大変さは伝わってきました。

 ただこのタローさんは、生涯で色々と病気をしてきました。
 0歳時には、原因不明の下痢や食欲不振など虚弱体質で、助からないかも、と診断されたことがありました(回復しましたが)。フィラリア(蚊による寄生虫死に至る病気)と診断されたこともありました。
 そして2,3年ほど前には、緑内障で視力を失いました。それでも、散歩には行きますし、元気なときは食欲もありました。

 ただ、半年くらい前に、突然後肢の自由が利かなくなり、嘔吐して「死ぬんじゃないか?」と思う状態に陥りました。
 その時に医師に言われたのが「子宮が感染してウミが溜まっているのかもしれない」という事でした。しかし、犬の状態も悪く、手術も年齢的に勧められないとのことだったので、その時は応急処置だけで済ませました。
 すると数日後くらいから元気を取り戻したのです。

 それからしばらくは小康状態を保っていたのですが、昨日に再びその症状に陥りました。
 で、今日、半年前とは別の病院に連れて行ったところ、医師からこう言われたそうです。

「放って置くと、余命1週間」

 診察に連れて行ったのは妹たちだったのですが、さすがに泣き崩れたそうです。
 ただ、その病院の医師は「手術」を勧めました。
 このまま放って置いて命が尽きるのを待つか、80%くらいの確率で成功する手術をしてみるか?と。
 犬に体力が残っていなければ、手術という選択肢は非常に危険であることもわかっていたのですが、手術に踏み切ったわけです。

 手術自体はスムーズに行き、子宮は無事摘出されました。
 犬や猫の子宮は、元々繁殖用に飼った場合は別にしても、繁殖が目的でない場合は早期に摘出してあげたほうが良いらしいのです。と言うのは、それを源に、ストレスや病気が起こるかららしいのです。

 摘出された子宮を見せてもらいましたが、真っ直ぐであるはずの場所が、医師によると「ウミやそれが腐って」ボコボコとなってしまっていました。
 この状態だと、相当腹痛があっただろうし、もっと進行すれば、ガン化していた可能性もあったようです。
 まさに、今回が最期のチャンスだったのかもしれません。

 術後の回復次第では、元通り以上に回復する場合もあるそうですが、前よりは弱った状態になることも考えられるようです。
 もし、すべての原因が子宮にあったとすれば、驚くべき回復をするかもしれないと言われたので、そうなることを期待してます。

 しかし、最初は手術に立ち会うなんて面倒かな、と思っていたのですが、実際に現場に立ち会ってみると、そんな思いは吹き飛んだ感じです。
 麻酔が完全に解ける明日以降も入院するとのことですが、かなり寂しがりやなので、面会しに行こうかと思っています。