すき屋レビュー

 つい最近、我が町京都府八幡市にも、初めての牛丼チェーン店「すき屋」がオープンしました!

 で、偵察に行ってきたわけですが…。
 オープンして1週間とちょっとの店内には(午後1時半くらいでした)、ホール係と思われる店員が5,6名いたのですが、客は5組くらい。
 そこで僕は、五目・豚あいがけ丼の豚汁セットを頼んだのですが…これが10分弱来ませんでした…。客こんだけで店員はこんなにいて、何でこうも遅いの?!ってツッコミたくなりました。まあ店員の多くは研修中らしく、対応も未熟。レジまで若干待たされて、甚だ気分が悪かったです。普通もっと研修してからオープンするものですが…。立地も悪いので、1年持てば良さそうな感じです(^-^;

 そのすき屋のメニュー、一応3品食べましたので、その感想を。

  1. 牛丼

 これは京都の四条河原町で食べたものですが、出てきてビックリ!
 何にビックリしたのかと言うと、出てきた丼を見て、上に乗っている具の隙間からご飯が丸見え!! 牛肉をケチっているのかなあ、とも思いましたが、あれを見た時の失望感は相当なものですよ。
 味&肉質は悪くないです。松屋よりも肉は厚く、肉の美味さは感じられました。
 が、何故か肉のジューシーさが感じられない。つゆもノーマルのままだとかなり少なめ。おしんことのセットで頼みましたが、おしんこ吉野家の半分くらいのサイズ。それでも、丼に卵、みそ汁とおしんこのセットで500円しないお値打ち感はあります。

 ただ、食べた感じは「ビールが買えないので、第三のビールを仕方なく飲んでいる」感がありました(^-^; 吉野家の牛丼の美味しさ+レベルの高さが、改めて凄いと再認識させられました。

 しかしゼンショーすき屋を展開している会社)の肩を持てば、この早い時期に牛丼を再開させた経営判断は見事だったと思います。が、この牛丼と吉野家の牛丼を並列で並べないで欲しいと思います。
 早期に米国産ショートプレートの輸入再開を望みます。

  1. 豚丼

 五目とのあいがけなので、単品で頼んだわけではありませんが…。
 これも牛丼と同じく、全く肉にジューシーさがありませんでした。味は悪くないんですけどね。めっちゃパサパサしていて、量も少なく感じましたし、何か物足りませんね。
 思わず、しょうゆとかを欲しくなる感じです。

 松屋でもそこまで感じませんでしたし、吉野家豚丼はかなり良い味出してますので、すき屋でわざわざ豚丼を食べようと言う気は、今後一切ありませんね。全くオススメできません。

  1. 五目あんかけ丼?

 詳しい名称は忘れましたが、これは意外にイケました。
 具も多いし、あんの量もご飯とのバランスも良かったです。味も。

  1. 豚汁

 みそ汁のセットからそれほど高くない値段で変更できますが、これも割りと具沢山で美味しいですよ。

  1. 結論

 吉野家の牛丼・豚丼は、やはり他のチェーン店のそれを大きく上回る美味しさがあると思います。
 その他では、意外に好きなのが、ゼンショーの傘下に入ってしまった「なか卯」の豚丼です。
 なか卯豚丼は、しょう油がやや濃いタレで味付けされているのですが、これがなかなか美味い! 元々肉質などの品質には定評がありますが、本場帯広の豚丼に近い味付けになっていると思います。
 なか卯といえばうどんも美味しいですし。かなり好きな店です。

牛丼チェーンでは…>>

 吉野家なか卯松屋すき屋

 という順ですね。
 もちろん、価格的には松屋すき屋の安さは魅力なのですが、あの肉質を考えると、そう毎週も食べられませんね。
 とは言え、吉野家の「牛焼肉丼」は、味が甘すぎで食べられたものではありませんが…。

 「すき屋」が主導権を握るのは、吉野家が牛丼を再開するまでの短い期間だけではないでしょうか…。
 ゼンショーの社長が、米国産牛肉の早期輸入再開に疑問を呈しているという話も、完全に吉野家完全復活を恐れてのことですからねえ。

 何となく、発泡酒第三のビール戦争と同じにおいを感じます。表面上は違うんですけどねw