地震

福岡県中心に大きな地震がありましたね。
死者こそ少なかったものの、玄海島の惨状を見ると、この地震が内陸で起きなくて良かった…と感じずにはいられません。
もちろん、玄海島の人たちは気の毒なのですが…。

しかし、元来九州というのは、かなり地震の少ない地域なのです。
火山が多い割には…。
特に九州北部は火山もありませんし、主だった活断層もありません。また、地震がよく起こる「海溝」(プレートの境目)も無かったりします。それなのに、マグニチュード7という大地震が起こったのです。

阪神淡路大震災の時は、必然であったとも言えます。
有史以来、京都を中心に畿内では大地震が起こったという記録が、多数残っていたからです。
関西では、大阪市内の上町丘陵を縦断する「上町断層」というものや、神戸市〜高槻市にかけての「有馬高槻構造線」、京都に大地震をたびたび見舞っている「花折断層」など、有名な活断層が多くあります。

ただ、九州北部では、有史以来そういう大規模な地震が起こったこともありませんし、予兆などもありませんでした。
(ちなみに阪神淡路の時には、数日前に震度1の地震があったりしました)

これが、もし震源が内陸部だと、震度7以上の地震になっていたのです。
そうなれば、今回の地震の負傷者数が、=死者数になっていた恐れもあったわけです。

備えるなんて不可能ですが、どこでもこういう地震が起こるってことは、考えておいたほうが良いかもしれません。