例の少女監禁事件について

小林泰剛(小林容疑者)とか言うアホが起こした事件についてです。

パソコンのアダルトゲームが悪く言われていますが、この男の生涯や生い立ちみたいなものを見ていたら、ホントどうしようもないな、としか思えませんでした。
過保護すぎる両親の教育方針(もはや教育とはいえません)や、多すぎる仕送り(月ウン十万)。なまじ良かったルックス。
こんな男が何故パソゲーにハマったのかはわかりませんし、それを実行に移したキッカケもわかりません。

ただ、執行猶予付きとは言え有罪判決を受けていた経験のあること、現実と空想の区別が出来ないような精神構造だったことなどを踏まえて、パソゲーは単なる「誘因(引き金)」に過ぎなかったと言えるでしょう。
本質的には、既にこういう歪んだ精神を持った人間に生まれ育った環境が、犯罪者に育て上げたのです。パソゲーも、被害者と言えると思います。

問題は、24歳にもなって、親の金で自分の欲望を満たすためだけの生活を送っていたことに尽きるのではないでしょうか?
そんな男に、ノコノコとついていく女のほうにも問題はあるのかもしれませんが、やはりこういう人間を生んでしまった両親や、再犯を起こす可能性を見抜けなかった保護観察処分という制度の不備など、そうした本質的な問題に踏み込んで議論してもらいたいものです。

マスコミの、表面的な異常を報じたがる報道姿勢には、相変わらず閉口してしまいますが。

ちなみにこの事件のために、おそらくいくつかのパソゲーメーカーが潰れるんじゃないかと思ってます。いたたまれませんね。