阪神が中日に6ゲーム差!

 阪神が、中日との死闘を制した後、広島に3連勝と勢いに乗っています。まあ戦力不足の広島と言うめぐり合わせの良さも含めて、優勝する下地は完全に出来上がったと見て良いでしょう。2試合続けて打線が爆発し、投手陣も大味にならず締めるところは締めている内容が非常に良いですね。特に絶不調という選手がいないのも良いですね。後は井川がもうちょいピリっとしれくれば…。
 思えば今年の阪神は、怪我による離脱がほとんどありませんよね。矢野が死球の影響などで出られない、と言うことはありましたが、投手陣も野手も中心選手に故障者がほとんど出ていません。他の球団から考えると、かなり羨ましいところではないでしょうか?
 最短で21日くらいに優勝するらしいのですが、21日から1週間以内くらいで決まりそうですね。

 というのも、中日が巨人との3連戦でまさかの3連敗。阪神戦から合算して4連敗と完全に失速しています。その内容は、いずれも終盤までもつれながら勝ち越される、中日お得意の粘りがやや影を潜める内容です。
 とにかく先発投手が足りない。野口や朝倉が先発失格の烙印を押され、山本昌もさすがにお疲れ気味。エース川上も球宴後は順調さを欠き、完全なコマ不足に陥ってます。中継ぎも不足気味で、終盤の粘りを演出できていません。打線も、立浪とアレックスが完全にブレーキ気味。特に不振から抜け出せないアレックスは二軍行き。いよいよ正念場を迎えました。
 中日としては、今月末にある阪神との3連戦までに、1つでもゲーム差を縮めないといけないわけですが、逆に離されそうな勢いです。セリーグ初のプレーオフがあるか?と言う話も、今の状態では厳しい情勢になってきました。オレ流の奥の手頼みです。

 パですが、ソフトバンクの1位はほぼ確実。2位ロッテとの5ゲーム差(プレーオフでの1勝もらいに必要なゲーム差)もかなり濃厚な状態になりつつあります。
 変わって3位争いは熾烈に。日本ハムが完全に脱落した感があり、オリックスと西武の一騎打ちになってます。
 オリックスはかなり厳しい戦いが続いてます。とにかく先発投手が壊滅的に足りない。日曜も、先発していた本柳が、2回で肩に違和感を感じ降板。そこからは仰木流の継投策で凌ぎ切りましたが、70歳を越える監督にはかなり厳しい状態です。もう少し打線が頑張れば…と言うところですが、谷がようやく復調気配なのが明るい材料でしょうか。
 西武ですが、こちらは押せ押せムードになってきました。抜群の安定感を誇る西口は、ここ数試合大きく崩れることがありませんし、松坂もお盆を挟んだ2試合こそ大きく崩れましたが、ここ3試合は3連勝中。失点も1・1・0点と抜群の安定感が戻ってきました。それらに続く先発陣は心もとないですが、勝ち星が計算できる投手が2人もいる状態は、はっきり言ってオリックスには無い状態です。

 予想としては、西武が逆転で3位を獲得できそうですね。オリックスはそろそろ力尽きそうです。

 しかし、こうやって9月末くらいまで優勝争いが楽しめるのは良いですね。プレーオフも僕は賛成です。