楽天、TBSに白旗

 楽天が、TBSに休戦を申し入れたみたいですね。自分たちはもう株を買い増さないから、その代わりTBSも安定株主をこれ以上増やさないように、と。テレビ局で一番乗っ取り(敵対的M&A)対策が遅れていたと言われていたTBSですが、終わってみると楽天に圧勝の形になりました。どうやら、TBSが進めていた安定株主獲得が予想以上に上手く行き、楽天もこれ以上の資金を調達できなくなって行き詰まった、と言うことみたいです。楽天は今回のTBS株買収に対し、相当額の資金を投入して、かなりの有利子負債を背負ったようです。ライブドアのフジテレビ買収劇(ニッポン放送買収)の際の、ライブドア側の失敗を見てかなり対策を練っていたようですが、世論だけではなく、産業界、そして銀行など様々な人々を敵に回してしまい、特に銀行からの資金調達が滞ってしまったことが、楽天の降伏宣言に繋がったようです。篭城する城を攻めて、逆に攻めているほうが降伏するという、なんとも格好のつかない負けなので、今後楽天のイメージ回復には時間がかかるでしょうし(ただでさえ、東北楽天ゴールデンイーグルスヴィッセル神戸でイメージが悪いのに)、ライブドアは最後、ニッポン放送株をフジテレビに買わせ、資金協力みたいなものも約束させて、しっかり金は増やしました。しかし楽天はどうなんでしょう? 負債ばかりが残って…と言うことになると、今後への影響も気になりますね。
 まあ、これで横浜ベイスターズは安泰ですね。ただTBSは、もう少しチームの補強費を増やすべきですがw

 TBSも、これで一息入れていると痛い目に遭いますけどねw ここ数年、ドラマのTBSと言われた面影は全く無く、最近では「熟年離婚」などが高視聴率をマークするテレビ朝日や、「女王の教室」「ごくせん」などで毎クール話題作を送り出している日本テレビにも、ドラマの視聴率で水を開けられる始末。テレビ東京よりも酷いと言われている現状なので、本業でもう少し頑張ってもらいたいものです。ダウンタウン司会の中堅・若手芸人バラエティ「リンカーン」はもう少し企画を練りこめば、かなり面白くなると思うんですけどねえ。