コミケは10年で無くなる?!

 昨日のブログで「東京五輪コミケ中止?!」と言うのを書きましたが、何故かアクセス数がもの凄かったですw どうも、どこか有名なサイトで取り上げてくれたからみたいで、コミケネタには関心が凄いんだなあ、と思いました。
 僕は関西にいるので、東京のイベント会場の事情にも疎いですし、イベントそのものもよく知りません。年2回コミケに行くだけなので。ただ、あの規模のイベントを開ける会場が他に無いのは事実でしょう。規模だけなら、幕張メッセが妥当な線なんですが、過去に追放された歴史があるみたいなので、その線は薄いと言わざるを得ません。他に妥当な会場は見当たらず、2016年夏のみコミケが開催中止になる可能性は高いと思います。ただ、首都圏にこだわらなければ、大阪のインテックス大阪を使うなど手はありますが。インテックスは、展示スペースの広さだけならビッグサイトにも匹敵するものがあると思います。が、ホールとホールの間が狭く、移動は楽な反面、緩衝地帯が全く設けられないため混乱すること請け合いです(^-^; 周辺に住宅などが無い点は東京ビッグサイトと同じなので、代替施設としてはオススメなんですけどねえ。

 東京五輪が開催されるかどうかはわからないにしても、有明地区の再開発は行われるでしょう。そうすると、東地区への待機列がある広大な駐車場はどうなるかわかりません。あれが無くなるだけでも、コミケ開催は非常に厳しくなるわけです。
 そう考えると、コミケって言うイベントは、非常に危ういバランスで開催されているんだなあ、と思います。そもそもコミケは、非営利団体によるボランティアで運営されていること自体が驚きなわけですし、収入は一般参加者が自主購入(強制ではない)のパンフレットと、サークル参加者の参加費、サークル参加申込書、コミケオリジナルのペーパーバッグ…くらいしかありません。東京ビッグサイトを3日間押さえることや、ボランティア以外に警備会社へ払う費用などもありますから、それらをやりくりすることは非常に大変だと思います。スタッフだって今は集まってますが、ボランティアですから集めることは困難なはずです。そして、それらをまとめ上げる主催者たちのキャパシティも必須です。
 こういうイベントは、主催者の力量に拠るところが大きいのも事実です。例えば、この前終わったコミックレヴォリューションは、主催者の海外移転が閉幕の主因でした。関西でも、力のある主催者さんが東京に流出してしまったがために、多くのイベントが消えていきました。
 引き継ごう、と言う気概のある人が引き継げば、今後も長く続いていくものと思います。が、伝統工芸などとは違い、これでメシは食っていけないんだとしたら…。今日本は、どんどん個人主義に走っています。個人主義=自己中心的な人が増えていると言うことです。特にオタクではそう言う人が多いでしょう。そんな人が、コミケ存亡の危機に際して、「俺が」「わたしが」と立ち上がるでしょうか? 僕も、そんな時に立ち上がろうとは思いませんし。

 ですから、東京五輪開催があっても無くても、その時期前後に、コミケが無くなる可能性は高いんじゃないかって思うわけです。現在の原則非営利の運営形態であれば。営利団体になれば魅力も失われるわけですが…。
 その辺を今の主催者はどう考えているのか、ちょっと知りたいですね。

 この辺の話題を書きたかったんですが、どうも時間・眠気的に限界なので後日。