流行り? 家族殺人事件

 最近、物騒な事件が多いですね。特に目立つのが、家族を殺害する(未遂含む)事件です。
 奈良の高校生による自宅放火殺人事件、そして千葉の19歳長女による放火殺人事件。滋賀の姉妹ゲンカによる突き落とし事件など。大阪の大学生による生き埋め事件もそうですが、全く命の重さを感じていないような事件が多すぎます。
 身近で「死」と言うものを体験できていないから…核家族化が招いている(おじいちゃんおばあちゃんの死が身近に感じられないから?)とも言われていますが、それ以上に、自分と他人との人間関係とか、対人間に対する接し方や感情が変わってしまったからなのかなあ、と思ってます。
 大阪で若い姉妹が殺害された事件がありましたが、この事件で逮捕された青年は、少年時代に母親を殺していました。しかも、保護者だった父親が死ぬと路頭に迷い、母親を殺した時の快楽を再び得ようと、赤の他人だった姉妹を殺した、と言う、残忍かつ考えられないような動機での殺人でした。
 もはや、自分以外の人間は、人間ではなく「モノ」扱いなんじゃないかって感じているんじゃないかなあ?と。だからこそ、平気で殺すようなことが出来るんじゃないかと。
 ただ、このように再犯を犯す人間は、もう更生の余地は無いかと思うんですが、殺して激しく後悔しているような人間は、殺して、失ってみて気付く人間だとも思います。が、殺したことには違いないので、厳罰に処すべきでしょう。少年であっても。