亀田興毅は勝ち逃げ狙う?!

 亀田が、勝ち逃げを狙っているようです。
 
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20060803&a=20060803-00000110-mai-spo

 どうやら、減量がキツかった(何て戦前には一言も言っていない)ことを言い訳に、ライトフライ級での防衛戦をしないままに返上し、階級を上げることを示唆しているとか。
 ちなみに、もしこのままライトフライ級王者として君臨するのであれば、最初の防衛戦は「指名試合」となり、王者側の意向とは関係なく、世界ランク1位か上位の選手と対戦することになります。その場合、今回対戦して実質「完敗した」ランダエタが候補の1人になるほか、亀田側が意図しないような強豪と対戦することもあり得ます。
 そうなって、また負けるようなことになれば、亀田ブランドは失墜します。ので、その前にライトフライ級から敵前逃亡をしようという魂胆だそうです。これをしてしまうようだと、これから亀田を応援しようと言う人は更に激減するでしょう。負け試合でベルトを恵んでもらっただけだと言うのに、その階級でもう1試合をせずに逃げてくるとは、ファンに対しての説明もつきません。個人的には、次もライトフライ級で防衛戦をして、キッチリ防衛をして王座を返上するのであれば、亀田をまた応援しようと思います。が、これで返上なんてのは、後だしのジャンケンで勝ち逃げするようなものですよ。最低です。もし、ライトフライ級で指名試合をして、負けたとしても、減量のキツイ階級でもう一度挑戦したことに対して「負けたけどよくやった」と言う声が掛かるかもしれません。
 こんな愚かなことはしないと、僕は思っているんですが、もしこのまま、防衛戦をせずに返上、なんてことがあれば、CMもTV出演も激減すること必至でしょうね。日本人には「敗者の美学」みたいなものが染み付いていて、負けても魅力のある人に対しては人気も維持されます。が、勝ち逃げするような人に対してはブーイングです。その辺はわかってるのかなあ?と思いますが…。今後の決断に注目しましょう。