今クールのドラマ 決算?

 「僕の歩く道」「14才の母」が、10回目にようやく20%越えを果たしましたね。どちらも視聴率的には中だるみしましたが、なかなか頑張ったほうでは無いでしょうか?
 「Dr.コトー」以外では視聴率No.1の「のだめカンタービレ」は、19%以上の回が4回もある割には、何故か20%の大台には届いていません。話題性はNo.1だと思うだけに、題材的な問題なのかなあ?と思ってます。興味が無い人もいるのかなあ?と(僕がそうか)。
 個人的に「惜しい」と思っているのが、「嫌われ松子の一生」です。映画版はヒットした作品のドラマ化で、内山理名が主演しています。ドラマの出来自体は非常に良く、僕はここ3回くらいしか見ていないのですが、次をつい見たくなる内容にもなっています。ただ、時間帯が悪すぎましたね。「Dr.コトー」のウラでしたから…。Dr.コトーは個人的に、あんな重病・難病患者が多発する島って設定がすでに興醒めなので見てませんが(まるで「金田一」「コナン」のように、主人公がトラブルの原因じゃないかって…)、20%を割り込んだのが1回だけと言うお化けドラマですからね。
 それに、内容があまりに救いが無いのも一因かもしれません。主人公の松子の転落人生を描いた作品なので、毎回少しずつ落ちていきます。そして最終回の次回はもっと…と言う内容で。可哀想な話が嫌いな人なら、見つづけるのが厳しいんじゃないかとも思いました。
 また、キャスティングの目玉がいないのもあったかもしれません。松子役の内山理名や、その親友の小池栄子要潤など良い味を出しているんですが、視聴率を押し上げるほどの要素が無いんですよね。内山理名なんか、昔は嫌いな部類に入る女優さんでしたが、今回は本当に上手くなったなあと思いましたし。TBSがもっと上手くプロモーション活動や放送時間帯を考えていれば、少なくとも視聴率一桁ってことは無かったと思います。
 ただ、映画版をドラマにするっていう流れは、ちょっと飽きられてきたのかもしれませんね。次クールでフジテレビが放送する「東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜」は、早くもコケそうですしねえ。その流れに拍車がかかるのか、注目したいです。