KAT-TUN赤西仁はグループの救世主となりえるか？

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070419-00000184-sph-ent
　KAT-TUN赤西君が帰国したみたいですね。留学は半年とのことでしたから、予定通りの帰国のようです。…が、ジャニーズ事務所の思惑は、おそらく別のところにあるものと思います。以下は日刊ゲンダイ（ゲンダイネット）の記事です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070408-00000003-gen-ent

　この記事で書かれているとおり、KAT-TUNの現状は非常に厳しいものとなっています。CDは売れているものの、ドラマなどの番組がことごとくコケていますからね。そもそもこのグループは、亀梨・赤西の2トップだったんですが、赤西君の女性関係だったか事務所の亀梨偏重起用で亀裂が走り、赤西君だけが活動を休止し海外留学となってしまいました。その後のKAT-TUNは…。「サプリ」「たったひとつの恋」とドラマが連続でコケた亀梨君は、完全に力不足のレッテルが貼られてしまいましたし、グループとしても、ほぼ看板番組だったはずの「ウタワラ」が、視聴率低迷が続き打ち切り。グループとして出演しているバラエティ番組は無くなりました。
　現クールでもドラマ出演は相次いでいますが、田中聖が主演している「特急田中3号」は、初回視聴率が11.5%と低迷。田口淳之介が出演している「花嫁とパパ」も14.9→11.3%とかなり苦戦しているみたいです。
　KAT-TUNについては、完全にジャニーズ事務所の戦略失敗だと思ってます。売出しが性急過ぎましたよね。グループとしてこなれず、位置づけや何もかもが曖昧なままで、ドラマに出演させたり看板番組を持たせたり、としたせいで、未熟さが露呈してしまいましたし、ジャニーズファン以外の食いつきが非常に悪いままでした。
　逆に、NEWS山下智久はドラマ主演でほぼ毎回成功していますし、嵐は二宮・松本と俳優で既に高評価を得ているメンバーが複数いるということで、今一番勢いがあります。それらに隠れてしまっているんですよねえ。
　もう一つ別の見方をすれば、今ジャニーズのグループは、やや飽和状態にあると思います。筆頭格のSMAPはじめ、今が旬のTOKIO、V6やKinki Kids、タッキー&翼に関ジャニ∞、そして嵐にNEWSにKAT-TUN…。そりゃ、いくらジャニーズ枠が存在するからといって、これだけたくさんいればテレビ局側も選別するでしょう。その、たくさんいるジャニーズタレントの中で、KAT-TUNが埋没しかかっていると言う観方もできるわけです。勢いだけなら、関ジャニ∞のほうが上じゃないかと思うくらいですし。
　そこで、赤西君です。かつては、亀梨君よりも人気があった、くらいの人間なので、彼を復帰させてもう一度グループの浮上を…、と思っているんじゃないでしょうか。そんなことでもしなければ、今の彼らの力では苦しいですから。もちろん赤西君を復帰させたところで、特効薬になるかどうかは分からないんですけど。
　それにしても、NEWS・KAT-TUNと、ジャニーズ事務所は最近失敗が多いですね。芸能界に大きな影響力を持ったがために驕りがあるんでしょうし、そのせいで自分の足元が見えていないんでしょう。ちょっと考え方を改めないと、所属タレントたちが被害をこうむることになるかもしれません。