タカトシブームは何処まで続く?!

 昨日放送された「いきなり!黄金伝説。タカアンドトシアンド優の無人島0円生活3時間SP」の視聴率は18.2%と、3時間という長丁場なのに、K-1MAX(12.0%)やとんねるずのみなさんのおかげでした(11.5%)を完全に食い、この日の視聴率トップ(ゴールデンのみ)を獲得しました。まあ「無人島シリーズ」は、タカアンドトシがいなくとも、よゐこ濱口優だけでも高視聴率が取れる人気企画ですが、タカトシ効果ってのも多少はあったのかもしれません。
 それにしても、タカトシの勢いは凄いし、長続きしています。昨年末から今年初めくらいから火が付いたと思ったんですが、そこがピークと思いきや、たくさんいる芸人のうちの1組、ではなく、完全にタカトシがメインで出演するケースがほとんどになってきています。「おかげでした」でも、複数の週にまたがってとんねるずと対決したり、24時間テレビでもパーソナリティを務めたり(メインはタッキー&翼ですが)など、露出は明らかにまた増えています。「今年限りで消える」なんてことを書いてしまいましたが、ちょっと前言撤回も考えないといけないかもしれません。
 何がそんなにウケているのか? 本当に茶の間に受けているのかはわからないのですが、テレビの製作者側には非常に重宝がられているように思います。それは、非常に使い勝手が良さそうだからです。
 タカのボケにトシがツッコむスタイルで「欧米か」が流行りましたが、それ以外にもツッコミのパターンは結構多いですし、ボケとツッコミのパターンが多種多様で、その時と場合に応じて臨機応変に出来るので、どんな番組、シチュエーションでも笑いが取れるようで。もちろん、2人がメインでも面白いんですが、どんなゲストが来ても何となく絡んでいけるあたりの柔軟性みたいなものは、テレビ的には使いやすいだろうな、と思うわけです。
 もちろん、このペースで仕事が続くはずはありませんし、どこかで人気が低落する可能性も間違いなくあるでしょう。でも、持ちネタがネタ番組以外で応用できる強みはあると思うので、もうしばらくはこの勢いは続くでしょう。