参院選、民主党圧勝! 自公は惨敗。その他の党は?

 日曜日の23時30分現在ですが、民主党が圧勝の公算になってきました。特に、四国九州の1人区での自民候補の敗退が大きかったみたいです。
 今回の参院選の票の動向を見ていると、どうも「二大政党制」がかなり定着してきたような感じになってきましたね。1人区で民主候補が圧倒しているところを見ていると。
 自民が惨敗したのは致しかたありませんが、公明党の敗北も大きな意味を持っていると思います。公明党は、創価学会の厚い支持基盤があるにも関わらず、議席を減らす結果になりました。学会に嫌気を感じた有権者が多かったことと、自民への逆風をモロに受けてしまったこともあったかと思いますが、学会の票もまとめきれなかった可能性もあると思います。久間前防衛相の失言に、学会婦人会の批判が相次いだようですし、まとめきれなかった感もあります。
 そして、野党の少数党は、与党の逆風にも関わらず惨敗しています。共産党は追い風になるかと思ったんですが、与党への批判票の多くが民主党候補に流れてしまい、共産党候補は埋没した感がありました。国民新党の候補も、島根では与党候補に競り勝ちましたが、民主公認候補に比べると厳しい戦いになっています。
 日本でもそろそろ二大政党制が定着するのかもしれません。まあ定着するには、民主党がもっと色を出して、政権を取って独自色を出していく必要があるでしょう。それまではまだわかりません。が、流れは確実に変わりつつあると思います。
 
 忘れてならないのは、この参院選は「小選挙区制」では無いってことです。つまり、小差で競り合っての数字では無いってことです。小選挙区制なら、自民党はもっと酷い惨敗をしていたでしょう。
 
 今後はどうなるでしょう? 安倍さんは辞めないらしいですが、安倍首相への不信任は明らかです。個人的には、首相が変われば変わると思うんですけどね。