日本の受動喫煙対策「先進国で最低レベル」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070808-00000004-yom-soci

 やっぱりね。
 日本のタバコ対策って、誰のためにやっているのかと言うと、別に嫌煙家や喫煙者のためにやっているわけでは無いですからね。すべてはJT」の不利益にならない程度にやっているだけですから。
 健康増進法でしたっけ? あれで、喫煙は国民の健康を害する、っていう話になっていたはずなんですが、実際に喫煙者を減らす施策なんてほとんど取られていないわけです。それどころか、受動喫煙対策も遅々として進んでいない印象もあります。
 確かに、官公庁や公共の場で、自由に喫煙できる場所は減りつつあります。飲食店の分煙化も進みつつあります。が、「分煙」とは名ばかりの、分煙機も換気扇も無い、煙がだだ流れの店は数多くありますし、本当の「公共の場」であるはずの歩道は、ほとんどの場所で喫煙可能な状態です。大阪でも、ようやく御堂筋で歩きタバコ禁止の条例が出ましたが、御堂筋にはほとんど商店は無く、例えば道頓堀や心斎橋などの商店街での路上喫煙は、特に規制も無く放置されたままです。
 本当に危ないので辞めてください。辞めさせてください。
 受動喫煙もそうですが、ヤケドが本当に危ない。凶器を振り回してるのと同じことですからね。
 
 新幹線やJRなどでは、ようやく全面禁煙へ向けて歩き始めました。海岸でのゴミで、最も多いのはタバコの吸殻だとも言われています。フィルター部分が有機物では無いため、分解されずにゴミとして残存し続けるのも非常に問題です。本当に「百害あって一利なし」です。もう少し政府は、「外でタバコを吸いにくくする」あるいは「タバコを吸える場所を設置して、その場所以外での喫煙を規制する」ぐらいやれば良いと思うんですが…。JTも「スモーカー(車みたいな喫煙スペース)」を増やすとかすればねえ。それと、そろそろ「タバコの販売本数を減らす施策を打つべきだと思うんですが。喫煙者のマナー向上は、しっかりやっている人がいる一方、守れない人は全く守れない、あるいは守る気も全く無いのでしょう。そうした人がいる以上、タバコに規制をかけるのはもはや仕方の無いことではないでしょうか?
 受動喫煙で被害を受ける僕らもそうですが、喫煙者自身の健康を守る意味でも。そして、景観や環境問題を改善する意味でも。