仙台育英佐藤、2回戦で散る

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070815-00000912-san-spo

 今日は、甲子園最速の155kmをマークした仙台育英佐藤由規ですが、奈良の智弁学園に敗れました。
 テレビで見ていたんですが、4回までは全く前に打球が飛ばない、まさに力で抑えつける力を見せ付けてくれました。が、5回に突如、ストレートが大きく外れて制球を乱し、四死球とストライクを取りに行った抑え気味の直球などを狙い打たれて5失点。ただ、乱れたのはこの回だけで、他の回はほとんどノーチャンスだったように、好投手であることは間違いありませんでしたし、8回でも150kmをマーク、150球を投げながら全く球威が衰えることも無く、むしろまた尻上がりに調子を戻していったあたりは、ちょっと高校生離れしているなあ、とうならされました。2回戦で姿を消しましたが、大学、もしくはプロ入りしてからも楽しみですね。
 課題は精神面でしょう。突如乱れてしまう制球が課題ですが、上手く配球を変えるなどして修正してやれば立ち直りますからね。あの直球に変化球も切れますので、これからの楽しみが大きいんじゃないでしょうか?
 ただ、打ち崩した智弁学園の集中力も見事でした。5点取った5回は、じっくり乱れた直球を見て、甘い球を待って5点と言う決定的な得点をたたき出しましたので。投手も2人同じレベルの選手がいるのは強いですね。
 関西勢はかなり不振ですが、このチームは上位進出できそうです。