M-1グランプリ 一番面白かったのはトータルテンボスでしょう？！

　優勝は、敗者復活から勝ち上がったサンドウィッチマンだったんですが…正直、爆笑とまではいかないレベルだったのですが…。単に審査員のツボにはまっただけなのと、見慣れていないからこそ、有名では無いからこその優勝だった気がしました。最終決戦の３組に選ばれたところまでは納得してますけどね。
　優勝は…トータルテンボスでしょう？！　決勝のネタはマジで面白かった！　爆笑でしたよ。前半部分のすれ違いのところまでは、普通に面白い、ってレベルだったんですが、後半の、ツッコミが乗ってきたあたりからは凄かった。今までのすれ違いネタを全肯定して、それを更なる笑いに変えていった…。
　「キューバ二高の生徒と同じ部屋ですが」「カストロ議長を一晩語り明かすよ」（うろ覚え）
　あの辺とかヤバかったです。
　
　キングコングもめっちゃレベルが高かった。マシンガンのような掛け合いと、計算され尽くした阿吽の呼吸でのボケツッコミ。アドリブもちゃんと入れていましたし、完成度がヤバイ高さで、彼らのM-1へ賭ける想いが伝わる凄い内容でしたよ。キングコングと言うコンビとしては、２００%くらいの力は出したと思うんです。これで優勝できないのなら、もうM-1に縁が無かったとしか言いようがありません。ただ、最終決戦ネタだけなら、トータルテンボスの方が上でした。間違いなく。同じくらい笑いましたけど。

　レベル的にも、トータルテンボスとキングコングの２組は同じくらいのレベルだったと思います。それだけに、相殺しあってしまったのかなあ？と言うのが僕の率直な感想です。決して、サンドウィッチマンがレベル的にもネタ的にも上回っていた、と言うわけでは無いと思います。むしろ、前の２組が同レベルだったことで、別ベクトルだったサンドウィッチマンが浮上しただけのような気がしました。
　是非、視聴者や会場の票数もカウントして欲しい。M-1ではつくづく思うことです。笑い飯のネタってそんなに面白いか？というところから始めて欲しいですので。