オタクの街の路上パフォーマンスは是か非か

 秋葉原ではストリップ同然のパフォーマンスをしていた人が捕まったらしいのですが。我がホーム(と言うには遠い)大阪日本橋でも、ここ最近パフォーマンスをする人が増えてきているようです。まあ僕が日本橋に行くのは、だいたい日曜の午後4時以降とかそんな決まった時間帯なんで、あまり大っぴらにやっているところを目撃したことは無いのですが。
 秋葉原は日曜日には広い道路を歩行者天国にしていましたが、日本橋では通称オタロードと言う通りがオタク街のメインストリートなんですが、そこは歩行者天国でも何でもありません。やや広めの2車線の道路で、普通に車も通ります。ただ車は表通りである堺筋を通るので、このオタロードと言うのはほぼ歩行者天国みたいになっています。車が邪魔、みたいな。
 しかしながら、最近の流れからすると、そういうパフォーマーを締め出す傾向が強いような気がしますが、それってどうなんでしょうか?
 まあ、秋葉原のような過激なものを日本橋では見たこと無いんで、やりすぎかどうかって判断がわからないんですが、路上パフォーマー自体を取り締まる傾向にはなって欲しくないな、というのが偽らざる気持ちです。
 そりゃあ日本橋だと、歩行者天国にもなってませんし、車とかの通行の妨げになる時もあるかもしれません。が、業務用の車とかで無い限り、そもそも市の中心部に車で出向くこと自体が邪魔極まりないわけで、そんな車に対しての遠慮など必要ないと思ってます。
 それに、いくらネットが普及して、ニコニコ動画やらようつべなんかで動画をあげられる環境が整っているからといっても、生でパフォーマンスを披露する機会ってのは重要でしょう。むしろ、ディスプレイを介してではない、生の反応を見られる舞台が、パフォーマーを育てるってこともあるかもしれませんし、観客(サポーター?)側としてもより新鮮なものを見つけられるかもって思います。

 まあ僕は、そんなのがやってても立ち止まって見るとかは全然しないんですが(ぇ、でも、そういうところからオタク文化が一般へと広がったりだとかしていく可能性があるのなら良いのかな?と思ったりしてるんですけどね。あまり大規模になって、通行の妨げになるまでになってしまったりしたら問題ですが、日本橋での規模はそこまでじゃないですし。それなりの規模になれば、また別の場所でやったら良いんじゃないかな?とか思うんです。それなりに認められるレベルになってきたら、例えばショップとコラボして店先でやったりとかね。店も目立てますし、パフォーマーたちも舞台を得られるわけですし、通行人にもあまり影響も無いでしょうし。
 頭からは否定したくないですし、かといって秩序が無くなって無法状態になるのも避けたい。なら、街と個人が繋がればいい。パフォーマーも、もっと「その場所を利用させてもらっている」と言う気持ちを持たないといけないでしょうね。
 何とか、新たなジャンルの広がりとか、才能の発掘場となればなあ、とか思っているんですけどね。そこまでなれるかどうか。今が分岐点なのかもしれません。ここでこの流れを潰してしまうのはもったいないと思うので、何とか共存していってくれないかなあ?とか思っているんですけどね。分岐点なのかもしれません。