エロ漫画雑誌を買う基準が、好きな同人作家が書いているかどうかって人いませんか?

 僕は月に3冊くらい買いますが、定期購読している雑誌と言えば「快楽天」くらいしかありません。コンビニ売りの成年マークも無い雑誌なので、局部の消しが大きくてそれは不満なのですが、それを補って余りある作家陣のレベルの高さがあるんで買ってます。個人的に気に入っているのは、馬鈴薯氏とかい〜むす・アキ氏とかです。い〜むす・アキ氏は最近かなりのお気に入りです。あ、もちろん鳴子ハナハル氏のカラー漫画は別格ですが。
 あとは、メガストアですね。コアマガジン系は割と好きで、メガストアHとかも買ったりしますが、作家陣から普通のメガストア成年コミックのほう)を買う頻度が高いです。コンビニ売りのコミックメガストアも2号を除いては買ってます。消しが大きいんで、あの作家陣のクオリティで普通のメガストアでやって欲しいと切に思うのですが…。あとはLOとかRinとか茜新社系。LOは第1号から買っているくらいなんですが、号を追うにつれて作家陣が安定しなかったり、レギュラー化する作家陣がことごとくイマイチな人ばかりになってしまうなどで、毎回立ち読みしてまで見極めています。昔はTENMAとかも買っていたんですが(うるし原好きなんで)、だんだん好みから離れてしまってもう何年も買ってないですしね。
 雑誌を買うのって、僕の場合は「同人で好きな作家さんの作品が載ってる」と言うのが一番の理由です。要は、同人で自分好みの濃いシチュだったり描写でやってる人なら、商業に行ってもエロに関しては同じかそれ以上のものが期待できるわけです。それと、単行本が出るまで待てない、と言うか、単行本まで頑張れるかどうかが不確定なことも大きいですね。同人上がりの作家さんの場合、僕が買うようなところが商業デビューすれば、まあ一定以上の需要がある場合が多いです。シチュだったり絵のレベルだったりが伴っていると思うので。だから、コンスタントに執筆していけばゆくゆくは単行本を出すまでになります。ぼっしぃ氏とか野良黒ネロ氏とか徳田しんのすけ氏とかフクダータ氏とか、ややマニアックなところもありますが、順調に単行本まで出るまでになりました。が、そうでない場合もあるんですよね。それは「コンスタントに作品を描けない?」場合です。
 同人作家さんの場合、専業漫画家ではなく他に本業があって、その合間の時間を使って、コミケだけしか本を出さない作家さんなら年2回、40ページくらいしか書かないわけで。そんな作家さんが月刊ペースで執筆するのはなかなか大変では無いかと。6倍の原稿を書かなければならないわけですから。漫画家専業に切り替えるタイミングとかそんなのもよくわからないんですけど、コンスタントに作品を発表できない好きな作家さんも結構いるので(もちろん、需要がマニアックで毎月掲載には至らない作家さんもいるでしょうけど)、単行本化するかどうかすら怪しいわけです。
 もう一つの理由としては、「同人誌を買うのとほとんど値段は変わらない」ということもあります。雑誌の値段なんてコンビニ売りの平綴じ本なら400円前後、メガストアなどの大型雑誌でも700円前後ですから、大げさな話、好きな作家さんが一人でもいれば、同人誌1冊分の値段を出せば買えるわけですから、損なことも無いんですよね。紙質とかの問題もあるにはありますけど、同人誌を買う感覚で雑誌を買って、それに他の作家がオマケでついてくる⇒大半は別に要らない作家だけど、1,2人でも「この人なかなか良いやん」って思える人がいたら儲けもの。そんな感覚ですね。
 ほぼ単行本化されるとわかっていても雑誌を買うこともありますが、やはり「新しい作家さんの発掘」という意味合いも強いですし。エロ漫画雑誌の場合、非エロのものと違ってストーリーものが少なく、号を多少飛ばしても全然問題なく読める点も嬉しいですからね(逆に毎号買ってもらうには、連載物を読ませるようにしたほうがいいのかもしれませんが)。
 最近、同人誌の修正が大きくなっていますので、同人で好きな作家さんの修正の少ない漫画を読むには、商業のエロ漫画雑誌を買わざるを得ないと言う事情もあります。こういうのって普通…ですよね? 変?