コミケの持ち物検査とパンフレット自由購入制との矛盾?

 いよいよ明日からなんですね。まあ3日目以外は関係ないのですが…。
 しかしながら、各サークルさんでも告知しているように、今回のコミケでは持ち物検査なるものがあるそうです。

■コミックマーケット準備会より緊急のお知らせ
 しかしながら、ここで少し疑問に思うことがあります。
 コミケのパンフレットって自由購入制なんですよね。他のイベントではなかなかあり得ないことなんですが。ですから、パンフレットにいくら注意事項や禁止事項を書かれていたとしても、それを読む機会すらない、という参加者だって出てくるわけです。
 もちろん、一般参加者全員がパンフレットを見せ、あるいは入場券のようなものを見せて入場するってことは、入場者数を考えても現実的ではありません。僕は冊子版を買ってるんですが、まああれを持ち歩くなんてことは自殺行為です。CD版なら持ち歩きも可能でしょうが、あまり無駄な荷物を持ちたくないという参加者は多いでしょう。まあそれはわかっているのですが、じゃあパンフレットを買わずに参加する人たちに対してのアナウンスはどうするんだろう? どう周知するんだろう? と思うわけです。
 パンフレットと言うのは、必ずしも買わなければ会場を回れない…というわけでは無いですよね。お気に入りのサークルさんのスペースだけメモって、後は過去の配置図(書き込んでないヤツ)を目印にすれば、それほど不都合は無いのかもしれません(細かい配置の変更なんてのはあるのかもしれませんけど)。ですから、2000円以上もするパンフレット代をケチって来る参加者ってのも少なからずいるはずです。そうした人たちには、いくらパンフレットなどで周知したところで伝わらないわけで。
 …答えなど用意してませんが(汗、やはりパンフレットは全員購入制にするしか無いのかな、と。入場に時間が掛かる、混乱する、などは絶対にあるでしょうが、主催者側が参加者全員に周知する手段が他に無い以上、他に手段は無いんじゃないでしょうか?
 まあ今回の緊急のお知らせにしても、サークル参加者向けのメールなどで告知されたのみ(そこから一般参加者へも周知して広がるだろう、と言う考えでしょうけど)ですし、なかなか難しいものがありますけどね。
 もし、対外的なアピールなのであれば、そこまでしなくても良いと思うんですけどね。

 明日の1日目、どのくらいの手荷物検査が行われるのか、気になるところです。全員やるともう収拾がつかなくなりそうではあるんですが、抜き打ちで検査されるとなると、「参加者はすべて平等」というコミケの理念から大きく外れることになります。あからさまに挙動不審だったりした場合は仕方ないでしょうけど、誰が、どういう風に検査するのかってのもわかりませんから(プロの警備関係者が見るのか、あるいは一般のコミケスタッフが見るのかってのでも大きく違いが出そうですし)。
 コミケが大きな転換点となる可能性もありそうです。