「時を刻む唄」の歌詞をフルバージョンで検証してみる

 かなり聴いています。難しい唄ですね(汗。
 原作をプレイ済みの人にしかわからないとは思うので、アニメでしか知らない人は見ないほうが賢明です。
 
 
 まあ、ぱっと見てわかるのが、朋也が(死んでしまった)渚を想っている歌ってことですよね。汐の存在を思わせる部分は
「三人分の朝ご飯を作るきみが」
の部分くらいでしょうか? ってことで、渚死〜汐を認める(汐編突入前)の場面であることがわかると思います。
 しかし、疑問に思う部分があります。それが
「もう春なのに」
 という部分と、少しでも前向きさが残っている部分です。
 と言うのも、汐編では「春」と言う季節を経験してはいませんし、それ以前の怠惰な生活をしていた頃の朋也では
「歩き出す 坂の道を」
 なんて感情が湧かないとも思うんですよ。一体どの時期の朋也の唄なんだ?!ってのが凄く悩ましいです。まあ後から作った歌ですし、ばっちりこの場面と言う風には作ってなくて、あくまで「CLANNAD AFTER STORY」全体としてのイメージソングとしての歌詞って位置づけなのかもしれませんけどね。
 
 しかしながら、智代アフターとはやはりセットなんだなあ、って思わせる歌詞でもありますよね。「僕たち」とか「片方」とか、すべて、ばっちりとはいかないまでも、イメージ的には共通するようなキーワードで。どちらにも言えるのが「主人公対ヒロイン」というセットのイメージなんですよね。
 あくまでCLANNADってのは、主人公とヒロインの話で組み立てられているってことを、再認識させられた歌詞でもありました。あ、もちろん「朋也対汐」ってのも含まれてますがw