こういう回が楽しく思えるのがCLANNADの醍醐味…CLANNAD AFTER STORY〜第11話感想

 11話を見ました。どうアレンジするんだろう?と思って見てましたが、特に奇をてらうことなく原作に近い形でしたね。しかも良かった。
 原作がそうなんですが、どちらかと言うとCLANNADって作品は、ラスト近辺とかの部分のインパクトの強さよりも、ある意味では日常の、ラストへ向かっていくまでの過程を楽しむものじゃないかなあと思ってます。そういう意味では、全くインパクトの強い場面が無く、日常の小さな場面を描いた今回の話って、凄くCLANNADらしい回だなあと。
 もう一つ言えば、じんわりきますよね。渚の可愛さとかいじらしさとか健気さもそうなんですが、芳野さんや親方の温かさみたいなものが、本当にじんわりと満たしてくれるような気がしました。他のギャルゲー、更に言えば他のKey作品でもあまり見られないような、CLANNADだけが持つ唯一性じゃないかと。
 原作では、もうちょっと仕事のキツさや厳しさ、そして渚とのすれ違いぶりを掘り下げて描いていたような気がするんですが、そこはアニメ用に、若干ライトにアレンジしていたのかな?と思いましたがどうでしょう?
 
 12話(1クール)で渚の卒業まで行くかと思っていましたが、どうやらそこまでは行かないみたいですね(汗。年内は次回くらいまででしょうか。まあ京アニに対しては、何も言えねえ、ですね。これ以上を求めることは無理だと言うか贅沢すぎる。原作ファンを納得させるくらいの忠実度を保ちつつも、アニメからのユーザーも楽しめる作り…。完璧に近いでしょう。もう、ラスト近辺も期待しかしてませんw