CLANNADアニメは最初から4クールが決まっていたのか?

 どうなんでしょうね? ってか、深夜でも地上波で放送するアニメが最初から4クールも枠を取れるってことはまずあり得ないと思うんですが。
 ただ、CLANNAD一期の作りを見ていると、そもそもAFTERまで収める作りにはなっていませんでした。何せ、前半部分で風子シナリオに4話くらい使っていたくらいですし。最初から二期ありきで制作されたような感じだったと思います。
 もちろん、京アニがそう作ったからって、放送するTBSやDVDを販売するポニーキャニオンとかがゴーサインを出さなければ実現しないわけですから、ここらが最初から2クール×二期と考えていたかどうかなんですが…それはあり得ないんじゃないでしょうか? 何せ、視聴率やDVDの売り上げは放送後にわかるわけですから、CLANNADという作品だからとか、Key原作のアニメはすべて成功しているからとか、京アニ制作のアニメは外れないとか、そんな理由では4クール枠を取るってことは無いと思います。
 じゃあ、京アニはどうして4クールで企画したんでしょうか? 視聴率も、もちろん枠も、取れる確信も無いままに見切り発車して脚本を作り、一期がをスタートさせたわけですからね。これはもう「この原作だから、この内容だから、必ず好評を得られる!」という確信が、あるいはそれだけ原作をリスペクトしているからなんでしょうが…、京アニの麻枝信者ぶりが改めて理解できると言うものです。
 二期が決まったのは、一期の視聴率やらDVD売り上げやらの好評ぶりからだと思うんですが、それを見ずして二期ありきで脚本を書いた京アニの妄信ぶりには頭が下がりますw 普通なら、CLANNADの良さを一期から見せるために、名場面(主にAFTER編以降のエピソード)を入れてくるはずでしたが、学校編だけで一期を作ってしまいましたからね。最後まで視聴者を惹きつけたかどうかはわからないんですが、DVDの売り上げから考えると成功したといえると思います。京アニの思惑通りにはなっているんですが、そうならない可能性もあったわけですよね。賭けに成功したという感じでしょう。凄いですよ。
 今後もKey作品(麻枝シナリオ)のアニメは、京アニに一任すればいいよって思いました。これだけ信者目線で作ってくれるアニメ制作会社なんて無いですよ。素晴らしいし、感謝しか無いですね。