WBC 本当のMVPは?

 JAPANが優勝しましたね。韓国に3勝2敗と勝ち越したのが大きかったし、韓国のほかに負けた国もいなかったですから、完璧と言っていい内容だったと思います。韓国に2敗してますが、力差を考えると致し方ないところ。それより、日韓で決勝戦をやれたこと自体が凄いステータスになるんじゃないでしょうか?
 で、MVPは松坂でしたが、本当は原監督とか代表コーチ陣じゃないかな?と思うんです。特に投手起用法はなかなかだったと思います。本来、決勝戦ダルビッシュ先発が既定路線だったでしょうが、調子がイマイチ(球が合わないだけ?)なために現実路線を取り岩隈を先発に。そしてダルビッシュは準決勝・決勝でのクローザーにするという、最低限はプライドを汚さないけども実益を取るというバランス感覚ですね。素晴らしいと思います。最後は藤川じゃね?とも思いますが、どうも調子はどんどん落ちていたし、とても最後は任せられませんでした。ので、調子の見極めという意味でも素晴らしかったように思います。
 打線はもう少し改良の余地はあったと思いますが、現時点でのベストメンバーではあったでしょうね。五輪で選ばれなかった内川の活躍がありました。五輪で成長した中島、すっかり中心選手になった青木、そして小笠原や稲葉など国内のベテラン組にメジャー組。もっと噛み合えば、とも思いますが、それぞれが個性を発揮してくれたと思います。村田の離脱は惜しかったですが、それも糧にしたんじゃないでしょうか?
 そして何より、戦っていくうちにしっかり修正されていたってことが素晴らしかったですね。これは首脳陣が必要以上にオモテに出ず、裏方に徹したこともあったんじゃないでしょうか? 首脳陣が原監督以下、選手に近い目線で見られたのかもしれませんし、チーム内にまとめ役がちゃんといたってのも大きかったように思います。
 何が言いたいかと言えば、五輪の時に出た失敗をすべて糧にしたな、と言うことです。おめでとうございました。
 最後に…やっぱりイチローなのねw 最後の打席を見ましたが…あの集中力はすげえの一言です。あと5年はやれますね。ってか衰えってあるんだろうか…。