天皇賞・秋 予想

 恐らくは、ジャパンカップまで外れ続けるであろう、09年秋のGIシリーズ予想です(ぇ。
 
 ウオッカは買いません。これまでどれだけドブにお金を突っ込んできたのかわかりませんが、そうもピークって長く続かないように思うんですよ。この春のパフォーマンスは素晴らしかったのですが。
 根拠は少ないですがあります。やはり2000m越えですね。1600mだとほぼ逃げるような形になっても最後まで伸びますが、2000mを越えると途端にその強さが「ギリギリ」あるいは「負ける」方向へとブレます。昨年勝ってるじゃないか!って言われそうですが、あれはダイワスカーレットという名牝がいたからですし、ダイワスカーレットさえ交わせば1着になれる、って言うのがわかっていたからこその競馬だったんじゃないかと思います。
 今年はそういう馬がいるでしょうか? いませんよね。脚質で言えばアサクサキングスマツリダゴッホなんかが前にいるんでしょうが、これらを交わせば1着…なんて甘くは無いですよね。展開はウオッカに向くでしょうが、依然としてマークされる立場にあるのは同じですし、1600mなら目標にされても勝ちますが、2000mでは最後まで持つでしょうか? 同じようにはいかないように考えてます。

 そうなると、ウオッカが先行勢を潰すのはわかるとして、ウオッカを差す馬を探せば勝ち馬は探せますよね。
 カンパニーが一番手でしょうか? 前走ではウオッカを倒し、東京コースで初勝利といいこと尽くめでした、瞬発力も素晴らしく打倒ウオッカの一番手としても相応しいかと思います。が、そもそもこの馬はGIでは結果が出ていないんですよね。小差まではありますが、あくまでG2ハンターのイメージが強い。少し前までいたバランスオブゲームや今も現役?のスーパーホーネットを彷彿とさせます。種牡馬になるにはGIを勝たないといけないわけですが、もう8歳ですしね…。ここで初GI勝ちとか事件もいいところでしょうし。それに前走がメイチだった感じもしますから、ここでアタマはどうかと思ってます。
 
 まあステイゴールド産駒好きというかドリームジャーニーファンとしてはドリームジャーニー以外には◎は打てないのですが。
 東京が苦手というのはやはり脚質によるものが大きかったと思います。モタれるのもあるんでしょうが、それ以上にスロー→直線だけの瞬発力勝負、という流れが一番向かなかったのだと思うのです。それに、この馬の好走パターンは、上がり34秒台後半〜35秒台のレースを、自身の上がり34秒代前半で外から差す、このパターンしか無かったわけです。が、前走のオールカマーでは、負けましたが、自分から動いて上がり33秒台のレースで差を詰めてきたわけですからね。今までにないパターンだったですし、完調手前でもありましたから上積みもかなりあるはずです。
 外枠ですが、極端な枠じゃないから大丈夫でしょう。前に行くであろうマツリダゴッホに邪魔されないか? それだけですね。今のドリームジャーニーなら左回りも問題ないでしょう。目標としている馬がいる時のこの馬は強いですからね。

 そのほかですが、気になるのはオウケンブルースリヤマニンキングリーです。オウケンは、前走の難しいレースを末脚だけでぶった切ったあたりが評価できますよね。休養明けでいきなり勝って中2週と反動は心配ですが、もともと東京は、菊花賞を勝った後にジャパンカップを使って5着と実績はあります。その時よりも末脚の鋭さは増しているようなので、これは勝負になるでしょう。2000mが短いというのも隠れ蓑になるかも…。
 それよりも気になっているのがヤマニンキングリーです。前走の毎日王冠は見せ場全く無くの惨敗でしたが、本来は抜群の安定感がある馬ですのであれは実力では無いでしょう。休養明けでマイナス20kgだった札幌記念を勝ってしまった反動みたいなものもあったんじゃないかと思います。なのでここは立て直したみたいですし、一度狙ってみたいですね。全く人気が無くなったのですが、女傑キラーとしてウオッカさんを食う場面まで期待したいです。
 キャプテントゥーレも注目です。よどみの無い流れなら一番この馬に向きそうな気がするのですが。ただ前走でも、所詮ブレイクランアウトに勝った程度だったりするので、実力的には過大評価かもしれません。
 そしてシンゲンですが、この馬もそこまで評価していいのかなあ?って思ってます。前走はドリームジャーニーと接戦をしましたが、斤量で2kg差ありましたからね。内外のコース差もあって交わされたんですから、かなり実力差はあるのかもしれません。
 
 
ドリームジャーニー
ヤマニンキングリー
オウケンブルースリ
ウオッカ
△カンパニー

 買い目としたら、◎○1着固定、2着にこれら5頭、3着はもうちょい手を広げるとかそんな感じでしょうか? まあ当たらないかもしれませんが、祈っておきます。天気は持って欲しいなあ。


※追記
 ダメでしたね。やっぱりドリームジャーニーは左回りはダメで、かつ直線が長くてコーナーリングが緩い東京コースってのは最悪なんでしょう。コーナーでばらけて前が空いて、直線も急坂があるようなコースがベターなんでしょうね。同じスローになっても弾け方が違ってくるようです。なので、次は香港じゃなく有馬記念じゃないか?って思います。中山も阪神ほどには得意ではありませんが、直線が長くて馬群が固まりやすいシャティンよりは絶対いいでしょう。ただこの馬、秋〜冬シーズンの成績が一息ではあるんですけども。
 カンパニーは今がピークなんですね(汗。快勝でしたし。横山典騎手も、ついに掴んだんでしょうね。これまで、GIになると追い込みしてみたりとよそ行きな競馬をしていたイメージがあったんですが、正攻法で普通に抜けきりましたからね…。現役馬では一番の瞬発力だと言っていいでしょう。ただ、8歳ですよ。旧年齢なら9歳で初GI勝ちって…。少し前なら全く考えられなかったことです。これも、実績の無い父親だったりGIを勝てなかったりしたからこその現役続行だったでしょうから。
 次はどこでしょうか? マイルCSでも良いでしょうが、香港カップかマイルを目指してもらいたい気がします。
 スクリーンヒーローが2着でしたか。東京適性もありますし、ポン駆け実績もあるからこその好走だったかと思います。ただこの2着はやっぱり内枠だったからでしょうね。とはいえ、得意の東京でジャパンカップは間違いなく勝ち負けになるでしょう。次走は人気でしょうが逆らえないかもしれません。
 ウオッカは3着。カンパニーには力比較で完敗だったんでしょうが、スクリーンヒーローにも分が悪かったんでしょうか…。2000m以上では少し甘くなるんじゃないかなあって思いますね。ですから、ジャパンカップも難しいと思うんですよ。陣営がどう考えるかですね。
 オウケンブルースリは4着止まり。難しいですね。ただ、距離不足なのにしっかり掲示板を確保してきたあたりは、地力と調子の良さでしょう。展開は向かなかったですから。
 シンゲンの5着は、コース・距離ベストでこれですからこれが限界なんでしょう。もう少し流れたほうが競馬はしやすかったでしょうけども。

 そんなわけで、やっぱり当たらない予想でした。これは本気でジャパンカップまで当たらないかも…。まあ天皇賞はダメでしたが、京都のメインでリカバリをしたんですけどねw


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