ライブドアはどうなるんだろう?

 土曜日も仕事があるって考えただけでしんどいです。
 先週が4日しかなかったので、今週の6日出勤1日休みはしんどすぎ…。

 引き続いてホリエモンライブドアについてです。

 ライブドアは、自社の売上高よりも遥かに高いニッポン放送株を、
外資系の証券会社(?)から調達していたようですね。
 その、調達方法が少し問題なのです。

 企業が巨額の資金を調達するためには、
 「銀行などからの借金」
 「社債を発行してそれを買ってもらう」
 などしか無いと思いますが、今回ライブドアが行ったのは「社債」のほうです。
 その中でも、その社債を株式に変えることができる「転換社債」と呼ばれるものでした。

 この転換社債ですが、そのまま社債としても持ちつづけることができるのですが、
任意のタイミングで株式に変換して、その株を売却したりも出来るのです。
 そして、この場合問題になるのは、株式への変換なのです。

 この転換社債というのは、引き受けた社債の額によって、変換できる株の数も
変わるらしいのですが、その変換できる株の数は、変換する際の株価によって変わるとか。
 つまり、株の価格が下がれば、逆にその社債から引き当てられる株の数も増えるみたいです。

 今回ホリエモンは、その会社に対して転換社債を買ってもらったのに加えて、
自社の株自体も譲った(貸した?)そうです。
 そしてその会社は、そのライブドア株を早速売ったみたいですw
 転換社債から引き当てられる株の数を増やすためだと言われています。
 このためだけではなく、今回の一連の流れから「ライブドア不利」との憶測が流れて、
ただでさえライブドア株は急落しているのに、今回の外資系企業の株売却で、さらに
ライブドア株は下がるでしょう。
 そして、その企業が保有する転換社債を株式化してしまうことは、
1株当たりの価値を下げることになります(株のインフレってやつですね)。
 そうなれば、ライブドア株はさらに下がり、株式公開で自社の価値を高めていく
手法が取られているIT系企業にとっては、かなり命取りな展開になりそうです。

 言うまでも無く、これでフジテレビを傘下に入れられなければ…。

 元々ライブドアは、あまり確固たる収益源を持っていない企業ですので
(インターネット証券の会社で儲けているに過ぎない)、勢いが止まればそこで終わり、
となる可能性が高いのです。

 ま、あとは、転換社債を引き受けてくれた外資系企業が、「ライブドアが潰れないよう」
行動してもらうことに期待するしかないのかもしれませんね(それでも、ようやく
フジテレビを戦える状態になった、というだけでしょうが)。