さくらむすび プレイ日記〜瀬良可憐シナリオ途中(^-^;

 まず最初に、このゲームは、ここまでプレイしてきて、これだけ続けて僕がプレイしている、と言う事実から類推するに、なかなか面白いと思います。
 状況説明文や主人公の主観部分が長い、と言うマイナス面はあるんですが、それはプレイ直後(最初のほう)だけで、後半はそれが逆に長所となっています。
 めちゃくちゃ描写が細かいんですよね。手を握った、抱きしめた、キスした、Hした…etc、それらのシーンの一挙手一投足が手にとるようにわかりますし、思わず「ここまでしてるんかいっ!」って恥ずかしくなるくらいにしっかりと描かれています。後半は多少端折った感じの部分もありはしますが、こういうのって非常にゲームの世界に入り込みやすいんですよね。
 また、キャラの設定も面白いと思います。裏も表も無いキャラもいれば、表裏は全く逆?と思えるようなキャラもいますw サブキャラとのカラミも上手く描かれているので、こじんまりとした世界観ながら、それを感じさせない充実度があります。
 結末は…まだ1キャラしか見ていないから、何ともいえないところがありますけどねw


<ネタバレあり!>さて、ここから下は可憐シナリオについてです。まだ未完ですが。


 紅葉のシナリオを最初にプレイしたときに、「あれ? 思ってたより拍子抜けだな」と思っていたんです。全く影と言うか、暗い部分が無いな、と。毒が無いというか、渋柿の渋を取ったただ甘いだけ、って感じで。
 本当は、もっと桜(妹)が嫉妬したりしてくるんかなあ、とか。しかし、それらが全く無かったことで、「このゲームは極端に甘い話なんだ」と、半分残念に、半分はそれでも満足していた自分がいました。ただ…違ったんですね(^-^;

 現在、可憐シナリオで3学期最初の登校日を終えたくらいです。ええ、もの凄いシナリオが進み始めたところだったりしますw

 まず「キター!!(文字化けするので全角でスマソ)」って思ったのが、桜と可憐の対立?です。しかし、最初こそ「キター!!」だったんですが、どうも可憐の様子がおかしい…。その後、主人公は可憐と付き合うことになるわけですが、この流れはかなりヘンな流れだった気がしますよね。ああいう場面を見た直後にその流れは無いんじゃない?! と。しかし、その後の桜の壊れっぷり(実は全然壊れてなくて、単に抑え込まれていた欲求や感情が爆発しただけでしょうけど)も凄かったですね…。ああまで言われたら、お兄ちゃんとしてはもう本懐を遂げた感もありますよね(ゲームを知ってる人は引かないでください…)。
 しかし、可憐がもの凄い変わってきましたね…。それこそ、表の仮面を脱ぎ捨てた感もありますね。主人公がそれに気付いていない設定ってのは、逆に面白いと思います。何せ盲目になりますからw
 ただ、邦彦の言う「化け物」って何なんでしょうね? 瀬良家で起こっている問題は、おそらくは主人公と桜の桐山家でも起こっている問題の縮図だと思うんですが…。まあ、あんまり類推するのも楽しくないので、また明日以降のプレイに期待します。


 しかし、可憐は本当に危険な可愛さを持っていますね。何も考えずに好きになれば、間違いなく溺れてしまうであろう可愛さです。あ、もちろん桜の持つ可愛さも似たようなところがありますがw ただ桜の場合は、ただ一直線でひたむきな感じがあるんですが、可憐のそれはもう1つ奥に別の目的や感情があるように思えますね…。

 安全パイかな?と思っていた可憐シナリオですが(何が安全パイ?)、これは結末へ向けて楽しみですね。ちょっと怖い気もしてるんですが…。