シンフォニック=レイン プレイ日記7〜ファルシータシナリオ クリア!

 えっと、もうクリアしてしまいましたw
 今日もいつものように、9時半くらいからプレイしたんですが、11時半くらいまででクリアできました。

 率直な感想は……驚きました。しかも、良い意味でw シナリオも、ファルというキャラもかなり好きです。
 正直、昨日の日記でも書いたように、これと言って特別な感情は無かったんです。しかも萌える方向には絶対行かないだろうってことも、自分が好きな感じのシナリオにもならないだろうってことも。しかし、思いっきり予想を裏切られましたw
 まあでも、おとといからの日記にも書いたように、主人公のことを誘った動機が疑問だと言ったことや、関係がなかなか近づいて行かないことなどは、何となく当たってましたね。このシナリオの肝に。

 ですが、あのアーシノとの一件まで、こういう展開になるとは想像もつきませんでした。アルとの関係が終わっても、主人公とファルの関係があまり進んで行かないことに、「結末はどうするんだろう?」って疑問ばかりが先行していたんですが、こういう流れだったとは…。
 しかも、別に唐突な流れではなく、これまであったことがちゃんと伏線になっていることに対しては、素直に凄いな、と思いました。ファルが誰に対しても愛想が良いこととか。

 しかし、エンディング前の列車の中でのやり取りには、ちょっと泣きそうになりました。これまでのファルの態度が、いかに外面を重視したものであることや、そうしたフィルタを解除した、素の彼女の姿に。そして、過去の境遇を引き摺りつつも、そこから飛躍しようとしている姿を。そして、それを支えていけるポジションに主人公がいることも。

 これは都合よく考えているだけかもしれませんが、ファルは恐らく、他人を全く信用していないんだと思います。それは主人公に対しても言えるんでしょう。
 例えば、アーシノと築いた利用しされる関係を暴露したり、アルとのことを調べたり、色々なハードルを主人公に課して、それでもなお自分のことを愛してくれるとわかり、ようやく心を許す、と言うことです。
 それは、彼女の生まれや育ちから、誰も他人を信用できないような環境で育ったからに他なりませんよね。だからこそ、自分が力になれたら、と思うのは、主人公も僕らプレイヤーも思ってしまいます。
 アーシノとの一件を受け入れ、かつ卒業演奏も完璧にこなしたりすれば、もう彼女に一生を捧げても良いと思ってしまいますよw

 …ってくらいに、ファルのことは好きですね。こういう、明るい表面と、重い過去を背負っているキャラってのは、そのギャップが大きければ大きいほど惹かれますね。萌えとはかなり違いますが、キャラ自体にも惹かれたことは事実です。彼女の幸せの一部に自分がなれたら…って思いますしね。

 ただ、一ヶ所不満が。
 エンディング曲後のエピローグです。もう少し長くてもよかったのでは? コンサートの様子とか、2人で食事しているところとか、2人で愛し合っているところとか。ちょっと短すぎます。これでは余韻に浸る間もありませんw

 正直、リセシナリオをクリアした時には、このゲームを投げ出そうかと思ってました。ってくらいに印象は悪かったのですが、ファルシナリオで逆に見直してしまいましたw このライターは、前半は伏線ばかりで攻めるタイプみたいですね。で、後半に怒涛の攻撃をかける感じ。その後半の攻撃が、不発に終わったときは最悪なのですが、そうでないときにはそのポテンシャルを発揮するようです。

 次は…ついにトルタシナリオをプレイすることになります。ファルシナリオがこれだったので、もの凄い期待をしていますw