売り上げと評価は比例しない?!

 まだ、柚下このみ・向坂環タマ姉)・小牧愛佳笹森花梨草壁優季と5人クリアしただけで終わっています。元々低かったのですが、ここに来てToHeart2に対する評価はさらに急降下しています(^-^; それは、どう考えてもこのゲームが、ストーリー性やゲーム全体の完成度で水準のレベルに達していないと思うからです。もちろん、キャラクターがユーザー受けするように作られているのはわかりますし、思わずニヤリとしてしまうような場面も多くあります。絵が良いってのもあるでしょう。が、キャラクターの横のつながりは非常に希薄ですし、ストーリーとしても全く一貫性が無い。伏線的なものも特に無い。それでいて、断片的にノベル形式にしている中途半端さ。
 このゲームがもし、リーフと言うブランドから出ていなかったら? もし、「ToHeart」と言う看板を出していなかったら? …そう思うと、結構その2つの名前が効いているんだなあ、と思うわけです。もちろん、そのどちらもが無ければ、このゲームがヒットしていることも無いでしょう。

 このように、ゲーム業界でも、こうやってゲームの実力以上に人気が出てしまうことがあり、その逆もあるわけです。
 一昨日までやっていた「シンフォニック=レイン」は、逆のパターンですね。これだけのゲームが、一部ファン以外には見向きもされていないってのは悲しいものですね。古くは「久遠の絆」とか「加奈〜いもうと〜」とか、僕が名作だと思っているゲームってのは、何故か一般ウケしないんですよねえ…。好みが違うだけじゃないと思うんですが…。

 1つには、日本人の気質があるんじゃないかと思います。「流行りものには乗れ!」と言うのと、「はみ出したくない」ってのと。オタク系は、むしろ新しいものを開拓したがるのかと思っていたんですが、結構保守的な人が多いってことでもあるんですかねえ。

 何となく釈然としませんが、僕は隠れた名作を探しますよ。