シンフォニック=レイン 感想

 昨日は中途半端で終わりましたが、続き?です。

  • 長所

 良い所は、やはりキャラクターやシナリオの方向性が一貫していることでしょう。例えば、トルタでもリセでも、そのシナリオを進めていても、ファルの行動や言動は、クリスのフォルテールの音に魅了されていることには変わりなく、反応自体が一貫していると言うこと。それは、トルタやフォーニではより如実に現われています。そして、他のキャラのシナリオであっても、各キャラは矛盾無く行動しているのも凄いですね。
 それに対するクリス(主人公)の反応や対応も一貫していますので、違和感無くプレイできます。

  • 短所

 これも結構あります(^-^;
 ストーリー的に言えば、クライマックスでの盛り上がりに欠けたな、と思っています。クライマックス前のネタばらしの時の衝撃が大きすぎて、エンディングに至る部分や、エピローグ部分が平凡に思えてしまいました。また、最後に泣けるように持っていけなかったことにも不満があります。
 特に納得が出来ないのは、リセとアルでしょうか。リセは、ED曲が流れるタイミングも悪いですし、エピローグ部分の見せ方がイマイチ。最後は何となくハッピーエンドで終わりそうだな、って思ってみてましたからねえ。アルも、フォーニと同化して何故目覚めたのか?とか、そもそも何故フォーニとしてクリスの前に現われたのか?ってのが、ゲーム中では全く語られることはありませんでした。

 それでも、別にこのゲームの評価が激減するわけではなく、そう言うところくらいしかマイナスポイントが無い、って言うことではありますw