シンフォニック=レインを評価する理由

 自分でもよくわからなかったのですが、ようやく1つの結論に至りました。
 それは、

「恋愛、もしくは、主人公と対象のキャラとの話で完結している」

と言うことでは無いかと思いました。
 最近のギャルゲーは、ストーリー性に重きを置けば、恋愛とは別な、壮大なストーリーを置いて、そのストーリーの中で恋愛がある、みたいな話と、ただ単に恋愛メインで、特に伏線も無く関係が進んでいく、って話との二極化していると思うんです。が、このシンフォニック=レインに関しては、その両方の良い所をとってるな、と思ったんです。
 つまり、卒業演奏のパートナー探し〜卒業演奏を成功させる、と言う簡単な大筋の目標と、主人公と彼女であるアルとの別れ方、そしてそのシナリオのヒロインとの恋愛、と言う風に、これだけ観ると、若干恋愛メインになっているようにも見えますが、ヒロインたちの設定や目指す方向に付随するシナリオもあって、そのシナリオはヒロインたちの性格や設定を反映したものでもあったりするので、シナリオも、キャラもどちらもメインと言えるわけです。
 主人公が置いてけぼりな話は無いですし、どれも主人公あってのストーリーなので、プレイヤーが介在する余地があるんですよね。だからこそ、余計に入り込めるって感じです。

 同じように、主人公とヒロインだけで完結しているゲームは、僕の中ではCLANNADくらいしかありません。そのCLANNAD以上に、シナリオの完成度は高いと思います。