生と死を考えるゲーム「加奈〜いもうと〜」

 僕のHPのレビューに書いているゲームなんですが、現在は高屋敷開発から「加奈…おかえり!!」というタイトルでリニューアル版が発売されています。
 単なる妹萌えゲーとして購入したこの作品ですが、エンディング(いくつかあるうちの1つ)では泣きまくりでした。

 何がこのゲームを思い出させたかと言うと、

「生きること」

「死ぬこと」

に対して、非常に正面から立ち向かっている点です。
 ヒロインであり妹である慢性腎臓病の加奈、同じ病院のホスピスにいる女性と、慢性肝不全のその娘。いずれもいずれ死ぬ可能性のある人間ばかりです。
 そうしたキャラたちとの触れ合いを通じて、主人公や加奈が成長していき、「生きること」「死ぬこと」を考えてエンディングを迎えます。

 このゲームで評価できるエンディングは1つだけなんですが、それを見るだけでもプレイする価値はあると思います。

 非常に重たいテーマで、プレイする意欲を削がれそうですが、「病弱妹萌え〜」って人にももちろんオススメできる内容にもなってますw こういうテーマに真剣に立ち向かっているだけあって、より妹である加奈に感情移入できる作りになってます。

 こういうゲームや、CLANNADのようなゲームをプレイして感銘を受けていれば、ギャルゲーマーからああいう殺人者は生まれようが無いと思うんですけどね…。

 とにかくオススメです。やはりこのゲームは唯一性がありすぎます。是非プレイしてみてください。