共謀罪
共謀罪とやらの審議やら採決やらで揉めているようです。この共謀罪、一部では「戦前の治安維持法より酷い、言論弾圧の悪法だ!」と言う意見もあるようですが、とりあえず今週の成立は無くなり、一部ではこの国会内では決まらないのでは?と言う声も出てきました。
この法律は、組織的な犯罪を「計画した段階で」捕まえることが出来る、と言うものです。しかも、自民党案では適用範囲が非常に曖昧です。犯罪行為を行う恐れのある団体を指定して…と書いてありますが、具体的には盛り込まれていません。
自民党ホームページでは、色々とマスコミや民主党などへの反論も書かれていますが、肝心な部分はうやむやにしか書いておらず、例えば労働組合(共産党系?)は除外する、などの明文化は避けているようにすら見えます。
民主党案(民主党の考え方)では、例えば「懲役5年以上の重罪を行う恐れのある場合」「国際的な組織犯罪に限定する」などの修正を要求しています。ザル法化を狙っている修正案とも言えますが、暴力団に適用するためにはやや後退した内容にはなっています。が、この修正案が通れば、とりあえずアメリカで行われているような、言論弾圧法にはならないかな?と思ってますが。