続・タロー婆さんの介護日記

 タロー婆さん(犬)の介護生活が続いています。
 1ヶ月くらい前?に、遂に後肢が立たなくなり、下半身に力が入らない状態になったことは紹介済みですが、それからです。
 
 1日中横になることしか出来ないため、床ずれが出来てしまってます。皮膚が擦れたりして赤くなってしまってるってことです。毛もところどころ抜け、痛々しく見えます。
 そして、昼夜問わず頻繁に鳴きます。半分は、おしっこやうんこのことなんですが、おしっこは「してしまって、下に敷いているシーツが濡れて気持ち悪い」みたいなことで鳴くんですが、ウンコの場合「出た」場合と「出そうでしんどい」場合に両方鳴くので厄介です。最近はイチジク浣腸を買って来ていて、1日に何度か注入して出させています。割とすぐに出ることが多いので重宝してますが。
 ただ、便意でも尿意でもなく、ただ鳴きだすことがあるのが厄介です。昼間なら、鳴かせておけばいいかなとも思うのですが、夜だとそうは行きません。鳴きつづければ誰かが起きます。特に、両親が寝た後だと、僕らが寝た後に確実に起こされるので、それまでは何とか起きないように、僕らが世話をしなければなりません。身体を起こしてやって、座椅子みたいなものに座らせたり、逆の向きに返してやったり、水やエサを与えたり、撫でたりと、あらゆることをしてやってます。それでも酷いときは、30分間で3,4度鳴きだします。SSが進まない一因はタローにもあります(責任転嫁だけど、コミケ新刊のSSは確実に遅れました)。
 おかんが今日、「長く生き過ぎたんかもな…」と言っていたのが印象的です。長生き=幸せとは限りませんからね。それは、僕らの介護疲れも含めて言った言葉なんでしょうが、今日、寝た状態で前脚を激しく動かしていたせいか、タローの爪が取れてしまい、結構な量の出血もしていました。あんなになるまでして、なお生き続ける生命力の強さに感服すると同時に、地力で立てないばかりか、自由に動く部位まで自ら負傷しても、まだ生き続けなければならないのか…と思ってしまいました。
 お腹もかなり張っていて、浣腸では解消されないくらいの状態です。こんな状態で、人間には負担が大きいのですが、それでもタローがいくらか「幸せ」を感じてくれていれば、僕らも世話のし甲斐があるってものですが…どうなんだろ? な、タロー?!