続3タロー婆さんの介護日記

 今日も引き続き、タロー婆さん(犬)の介護日記…?です。
 昨日は自力でオシッコが出来なくなり、導尿カテーテルを入れて排尿させたわけなんですが、今日はそれが出来ませんでした。尿道口が腫れたのか、カテーテルが挿入できなかったのです。ちなみに、もちろん今日も自力ではオシッコが出ませんでした。
 もしこのままの状態で排尿できないままだと、2,3日で危険だとは思います。その場合、獣医に連れて行けば解決するのかもしれませんが、自宅介護が出来ない状態と言うのは、犬にとっては死んでいるも同然では無いかと思うわけです。
 以前に子宮摘出手術をしたとき、術後しばらくは入院していましたが、傷が痛いこともあったんでしょうが、本当にこのまま死ぬ、と思うくらいに衰弱していました。が、見切り発車的に家に連れて帰ると、2日後くらいにはご飯や水を少しずつ飲みだし、1週間後くらいには散歩に行けるまでに回復していました。なので、今入院してしまえば、どちらにせよ長くは無いと思いますし、病院よりも家にいたいと思っているはずです。
 しかしながら、オシッコが出ない以外は元気なのが可哀想に思えます。食欲はもの凄いありますし、ウンコも出る=消化器系にはほとんど問題が無い、と言うことでもあります。オシッコも、出ないだけであって、腎臓などに特に問題は無さそうです。心臓は…たぶん大丈夫でしょうが、頻繁に寝たり起きたりしている生活から、もしかしたら負担が掛かっているかもしれません。でも、本当に「オシッコが出ない」以外は割に健康なので(もちろん、下半身不随ですし全盲ですし、難聴もありますが)歯がゆさがあります。
 
 もう、タローとの付き合いは17年。つまり、僕の人生のかなりの時間を共に過ごしてきたわけで。いなくなったら凄く寂しい思いをするんだろうな、と思います。下半身が動かなくなるまでは、毎日散歩にも行っていたわけで(僕以外の家族の場合もあり)、散歩に行かないだけでも寂しかったんですが…。
 
 ちなみに、ペットの死はこれが最初ではありません。ブログペットの「ミニ公(ミニー)」は、かつてウチにいたミニうさぎです。が、ある日突然、棲みかにしていたベランダから飛び降り、転落死してしまいました。ノミの心臓だったので、小動物が突然侵入してきてビックリしたんだと思いますが…。でも、ペットが老い、衰弱していく様を見るのは初めてなんですよね。ミニ公も、ウサギにしてはいい年まで生きた(7歳くらい)んですが、こうやって介護するほど弱ったわけでは無かったので…。
 
 しかし、こうやってペットの介護とかを実際に体験して、生き物が最後の瞬間まで生きようとする姿を目の当たりにしたら、簡単にペットを捨てたり、あるいは人間を殺したり…そういう行為は出来ないんじゃないかって思うんですがねえ。